『ハマ蹴り』殻を破った藤ヶ谷太輔が精一杯の愛の告白 元妻参戦でまさかの四角関係に!?

 My Hair is Badの楽曲「恋人ができたんだ」に、<僕らも二人と呼ばれてたね>という歌詞がある。『ハマる男に蹴りたい女』(テレビ朝日系)第5話を観て、このフレーズに初めて触れた時の切なさを思い出した。

 関係性が濃ければ濃いほど、周囲から「二人は」と括られたり、まるで自分の所有物かのように、「私たちは」と話してしまうことがある。銀星荘に住むことになった香取(京本大我)も、住人たちの前で、自分といつか(関水渚)のことを“俺たち”と表現する。それも、何度も。

 すず(久保田紗友)は、「俺たち、魅力的なワード……」と感激していたが、やっぱり紘一(藤ヶ谷太輔)にマウントを取っているようにしか思えない。「俺たち、会社でも会えるんで」「俺たちのことは、ご心配なく」。そんなふうに言われてしまうと、“俺たち”以外の人は蚊帳の外へと追い出されてしまうのだ。

 この状況に、どうしてもモヤモヤしてしまう紘一。これまで、グータラ姿のいつかを知っている男性は、自分だけだと思っていたのに。なんなら、これまで紘一といつかは、ナオ(西田尚美)から“二人は”と呼ばれていたくらいなのに。気が利くことを褒められて、「そうかな? 西島(いつか)と一緒の時だけだよ」なんてスマートにアピールすることができる香取には、どうしても敵わない。

 ただ、紘一にとって好運なのは、いつかが香取をまったく意識していないこと。もちろん、あそこまでまっすぐに愛の言葉を伝えられたら、ドキッとすることはあったと思う。でも、いつかの心には刺さっていないのだ。やはり、外でキラキラOLとして頑張っている彼女が求めるのは、お姫様扱いしてくれる存在よりも、ありのままの自分でいられる相手なのだろうか。

「許しがたい男を気になり始めたら、それはもう恋という沼の入り口だね」

 同僚のミチコ(サーヤ/ラランド)のアドバイスにより、いつかは自分のなかに芽生えている紘一への恋心に気付き始める。腹が立ってむしゃくしゃするのも、それでもお節介を焼いてしまうのも、彼のことが好きだから。

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