こうした状況の中、そもそもジェイソン・モモアは、ジェームズ・ガン監督とピーター・サフランによるDC新体制を歓迎するとのコメントを出していた。このあたり、スーパーマンはもうやらないと言ったヘンリー・カヴィルや『ワンダーウーマン3』から降りると言ったパティ・ジェンキンス監督とはちがって、現行のDC映画関係者の中ではガン監督らと友好的な感じです。

　そして先日、モモアは自身のInstagramのストーリーの中で、ガン監督らワーナーやDCの幹部とミーティングしたことを認め、「すごくいい話ができた。すぐみんなに話したいんだけど今はまだ言えないよ。これからが楽しみだ」といい話し合いができたと報告しました。

　これがなにを意味するのか？　少なくともジェイソン・モモアが、これからのDCUに残ることは確実なようです。問題はアクアマンとして？　それともロボ？　これについて、今度は先日のヴァラエティとのインタビューの中で「僕はいつでもアクアマンさ。どこにもいかないよ」と答えました。ただこれに加え、「他にもキャラクターはいるし、僕は他のキャラを演じることだってできるからね」と他の役をやる可能性について含みをもたせた発言をしているのです。（※2）

　つまり可能性としては、

• DCUで、モモアはアクアマンとロボの2つのキャラを演じる
• DCUは『アクアマン・アンド・ザ・ロスト。キングダム（原題）』以降、アクアマンの映画を作る予定はなく、その代わりモモアにはロボを演じてもらう。しかし、アクアマンの映画はしばらく作らないわけだから、モモアにかわるアクアマンは存在しない（ガン監督が、ヘンリー・カヴィルの代わりに違う役者でスーパーマン映画を立ち上げるのとはわけが違う）
• ・モモアは海洋の環境保護活動にも力を入れており、この活動も今後は続けていく。だから自分はずっとアクアマンだと言った

　が考えられます。

　個人的にはモモアのアクアマンも好きですが、確かにロボ役は合っていると思うのでモモア版ロボをぜひ観てみたいです。

　なお、ジェームズ・ガン監督はDCのセレブヒーロー“ブースター・ゴールド”の映画化をを狙っているとも言われており、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー：VOLUME 3』終了後のクリス・プラットを本役に起用するのではないかとの憶測も出ています。

参照

※1. https://warnerbros.co.jp/franchise/dccomics/characters/lobo.html
※2. https://variety.com/2023/film/news/jason-momoa-dc-meeting-james-gunn-aquaman-lobo-rumors-1235497118/