体重100キロのジェラール・ドパルデューの姿も 『メグレと若い女の死』予告編&場面写真
3月17日に公開されるパトリス・ルコント監督最新作『メグレと若い女の死』の予告編と新場面写真が公開された。
本作は、第42回カンヌ国際映画祭にノミネートされた『仕立て屋の恋』や、第16回セザール賞にて7部門ノミネートされた『髪結いの亭主』など、大人の恋愛劇を手がけてきたルコント監督によるヒューマンミステリー。
ルコント監督が8年ぶりに制作した本作は、『仕立て屋の恋』の原作者でもあるジョルジュ・シムノンのミステリー小説が原作。シムノンの『メグレ警視』シリーズより、1954年に発行された小説『メグレと若い女の死』を基に描かれる。犯人探しのための謎解きだけでなく、身元不明の若い女性の死を中心に、メグレ警視が女性の素性と生涯を探りながら事件の背景に迫っていくさまを描き出す。
公開された予告編は、“これほど純粋に心を動かされる推理小説はない”という、原作小説に対するリスペクトが込められたルコント監督からのメッセージから始まる。その後、若い女の刺殺体が発見されたことをきっかけに、捜査を担当することになったメグレ警視が犯人探しのための謎解きだけでなく、被害者である若い女が身にまとっていた高級ドレスを唯一の手がかりに、女性の素性と生涯を探りながら事件の裏に隠された真実に迫っていく様子が映し出されている。
さらに、ジェラール・ドパルデューが、身長180センチ、体重100キロという原作に忠実と言える大柄な体型を活かした演技も。手がかりが極端に少ないながらも徹底した聞き込み捜査を行い、複雑な事件にのめり込んでいくメグレ警視。彼をここまで駆り立てるのは何なのか。
■公開情報
『メグレと若い女の死』
3月17日(金)より、新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて全国順次公開
原作:ジョルジュ・シムノン
監督:パトリス・ルコント
脚本:パトリス・ルコント、ジェローム・トネール
撮影:イヴ・アンジェロ
音楽:ブリュノ・クーレ
出演:ジェラール・ドパルデュー、ジャド・ラベスト、メラニー・ベルニエ、オーロール・クレマン、アンドレ・ウィルム
配給:アンプラグド
2022年/フランス/ 89分/カラー/シネスコ/5.1ch/原題:Maigret/日本語字幕:手塚雅美
©2021 CINÉ-@ F COMME FILM SND SCOPE PICTURES.