竜星涼の眩しいパワーが全開! 『スタンドUPスタート』が鬱屈した毎日に活力を与える
竜星涼が主演を務めるドラマ『スタンドUPスタート』が1月18日よりフジテレビ系でスタートする。
本作は、さまざまな事情を抱えた“訳アリ人材”へ投資する投資家・三星大陽を主人公とするビジネスストーリー。大陽は、「“資産は人なり”。資産を手放す投資家はいない!」という理念を持ち、人間に投資するという自称・人間投資家。投資会社「サンシャインファンド」の社長として、会社組織でうまくいかない人や生きづらさを抱えている人に、「スタートアップ(起業)しよう!」と次々と声をかけていく。
たとえば、第1話で大陽が目をつけたのは、今の役職ではない肩書きが書かれた偽の名刺を使ってホステス相手に自慢話をしていた林田(小手伸也)。詳しく話を聞くと、林田はかつて、メガバンク・みその銀行の融資部門次長だったが、あることがきっかけで左遷されてしまったという。今は、子会社であるリリーフ保険に出向し、業績を上げようとしているのだがなかなかうまくはいかない様子。そんな林田に、大陽は思わぬスタートアップの提案をする。
183センチの長身で、パリコレクションにも出演経験のある竜星の体は、はっきり言ってひょろっとしていて華奢である。だが、不思議なことに竜星はそこにいるだけで、力強いパワーを感じられる。それが遺憾なく発揮されていたのが、『獣電戦隊キョウリュウジャー』(2013〜2014年/テレビ朝日系)の桐生ダイゴ/キョウリュウレッド役だろう。桐生は20歳の若き冒険家からレッドとなる役柄。もうこの字面だけでパワフルさが伝わるはずだ。あまりにも“ダメ男パワー”が強すぎて、いたるところで話題となったのが、連続テレビ小説『ちむどんどん』(2022年/NHK総合)の4兄妹の長男・賢秀役だろう。『アンナチュラル』(2018年/TBS系)では、ラボにて遺体の搬入出をする葬儀社の社員・木林を演じていたが、黒に身を包み、サングラスまでかけているのに、木林はまったくひっそりとはできていない。いつも笑みを浮かべている不気味さも相まって存在感がありすぎていた。