簡秀吉&前田拳太郎、『仮面ライダー』で築いた絆 「この先もずっと仲がいいと思う」

 仮面ライダー同士が激突する、前代未聞のバトルロワイヤルが開幕する――。

 2021年9月から1年間にわたり放送された『仮面ライダーリバイス』(テレビ朝日系)。「家族」をテーマにした本作では、“日本一のお節介”五十嵐一輝(=仮面ライダーリバイ)と相棒の悪魔・バイス(=仮面ライダーバイス)が、大切な人たちを守るために活躍する姿が描かれた。

 一方、2022年9月からスタートした『仮面ライダーギーツ』(テレビ朝日系)のテーマは「生き残りゲーム」。全国公開中の劇場版『仮面ライダーギーツ×リバイス MOVIEバトルロワイヤル』では、そんな『仮面ライダーギーツ』と『仮面ライダーリバイス』の世界が交錯する。

 リアルサウンド映画部では、『仮面ライダーギーツ』浮世英寿役の簡秀吉と『仮面ライダーリバイス』五十嵐一輝役の前田拳太郎にインタビュー。仮面ライダーとしてバトンを受け継いだ2人に、撮影を終えた心境を聞いた。

『仮面ライダーリバイス』最終回から劇場版まで

――簡さんと前田さんが初めて会ったのは、『仮面ライダーリバイス』最終回の撮影ですか?

簡秀吉(以下、簡):そうですね、しあわせ湯の前で(五十嵐)一輝と(浮世)英寿が言葉を交わすシーンで初めてお会いしました。

前田拳太郎(以下、前田):え、あれ初対面だっけ?

簡:そうですよ。だって僕、緊張してましたもん。

――そのときにいろいろとお話しされたんですか?

簡:初対面のときは緊張していたのもあって、あまり話せませんでした(笑)。

前田:でも、その後に2人で遊んだりするようになって、今回の映画までは結構一緒にいる時間が長かったです。

――前田さんから簡さんにアドバイスすることもありましたか?

前田:あまり先輩っぽくするのは得意じゃないので、聞かれたことがあれば答えるっていう感じです。「こうしなさい」とかはなくて「頑張ってくれ」っていう(笑)。

簡:背中で感じ取ってます。

簡秀吉

――簡さんは『仮面ライダーギーツ』に参加されてから現在までに心境の変化はありましたか?

簡:撮影に参加した当初は、僕も芸能界に入りたてで現場での立ち振る舞いがわからなかったんですが、最近では少しずつ余裕ができて、劇場版の撮影もあって……大きく何かが変わったわけではないんですけど、今はすごく撮影が楽しいですね。最近は褒められることもあって、それがモチベーションになっているのかもしれないです。

前田:いいことだね!

――放送前のインタビューでは、「一日も早くみんなに『仮面ライダーギーツ』を観てほしい」とおっしゃっていましたが、放送が始まってから反響はどうですか?

簡:SNSを見ていると、ファンの方たちは本当によく見ているんだなぁと思うことが多いです。日本に留まらず、香港やシンガポール、インドネシアとか、海外の方からも応援のコメントをいただいているので、そういうことも含めて頑張らないとなぁと思いますね。

――前田さんは、劇場版の撮影で久しぶりに『仮面ライダーリバイス』のキャストの方と再会されていかがでしたか?

前田:本編が終わって、そのままスピンオフを撮って、ファイナルツアーをしながら劇場版を撮っている感じだったので、そんなに長い間『仮面ライダーリバイス』から離れた感覚はありませんでした。たぶん例年だったら、久々の再会みたいな感じになると思うんですけど(笑)。でも、みんなでいる時間も終わりが近づいているんだなぁと思うと、撮影していてすごく寂しかったです。

――映画で久しぶりにバイスと再会されていかがでしたか?

前田:最終回でバイスがいなくなってしまって、一輝としてもバイスの記憶はないにしても、やっぱり心のどこかで足りないものを感じて生活していたと思うので、台本を読んでバイスが復活しているっていうのを知ったときはすごく嬉しかったですし、撮影でバイスがいるときはもうずっと抱きついていました。

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