日本テレビ系『金曜ロードショー』にて、2023年1月6日に宮﨑駿監督の『ハウルの動く城』、1月13日に米林宏昌監督の『思い出のマーニー』が放送されることが決定した。

　宮﨑監督が『千と千尋の神隠し』に続いて手がけた『ハウルの動く城』は、魔女の呪いで90歳の老婆に変えられてしまった18歳の少女ソフィーと、美しい魔法使いの青年ハウルが心を通わせていくファンタジー。ソフィー役の倍賞千恵子、ハウル役の木村拓哉をはじめ、美輪明宏、神木隆之介、大泉洋らが声優として集結した。原作は、『アーヤと魔女』も手がけた、ダイアナ・ウィン・ジョーンズによる児童小説。今回はノーカットで放送される。

　18歳の少女ソフィーは、長女として亡き父の残した帽子屋を一人で切り盛りしてきたが、それは決して彼女の望んだ生き方ではなかった。ある日、出征兵士でにぎわう町中でソフィーは兵隊にからまれる。その窮地に救いの手をさしのべたのは、通りすがりの美青年。彼は不思議な力でそのまま空へと舞い上がり、ソフィーを束の間の空中散歩にいざなうのであった。夢のような出来事に心奪われるソフィー。しかしその夜、ソフィーは、店を訪れた荒地の魔女に呪いをかけられ、90歳の老婆に姿を変えられてしまう。意を決して荷物をまとめて荒地を目指すソフィー。夕暮れ迫る荒地を歩いていると、その向こうから、目の前に奇怪な形をした「ハウルの動く城」が姿を現したのだった……。

　『思い出のマーニー』は『借りぐらしのアリエッティ』の米林宏昌監督が手がけ、米アカデミー賞にもノミネートされたファンタジー。苦悩を抱え、心を閉ざす少女・杏奈の前に現れた謎の金髪の少女マーニー。北海道を舞台にした、2人の少女の不思議な友情物語だ。こちらも本編ノーカットで放送される。

　12歳の少女・杏奈は幼い頃に両親を亡くし、養父母に育てられた。あることをきっかけに周囲に対して心を閉ざしてしまった杏奈は、喘息の療養のため養母・頼子の親戚が暮らす海辺の村で過ごすことに。その村には入り江に面して建つ古い屋敷があり、杏奈は村の人が「湿っ地屋敷」と呼ぶその屋敷に心惹かれていく。夢の中にも出てくるようになった湿っ地屋敷には、何故か必ず金髪の不思議な少女の姿があった。

■放送情報
『ハウルの動く城』
日本テレビ系にて、2023年1月6日（金）21:00～23:29放送
※放送枠35分拡大 ※ノーカット
脚本・監督：宮﨑駿
原作：ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
音楽：久石譲
声の出演：倍賞千恵子、木村拓哉、美輪明宏、我修院達也、神木隆之介、大泉洋
原田大二郎、加藤治子ほか
©2004 Studio Ghibli・NDDMT

『思い出のマーニー』
日本テレビ系にて、2023年1月13日（金）21:00～23:09放送
※放送枠15分拡大 ※本編ノーカット
脚本・監督：米林宏昌
脚本：丹羽圭子、安藤雅司
声の出演：高月彩良、有村架純、松嶋菜々子、寺島進、根岸季衣、森山良子、杉咲花、
吉行和子、黒木瞳
©2014 Studio Ghibli・NDHDMTK