目黒蓮に「木村拓哉に似てる」の声も 『silent』『舞いあがれ!』で国民的俳優へ

 目黒蓮はズルい。

 美しいビジュアル、180センチを超える身長、一瞬で吸い込まれてしまう笑顔、それに加えて歌って踊れるのだから「ズルい」のなにものでもないだろう(ほかにも魅力はたくさんあるけど)。Snow Manで彼を知ったのか、映画・ドラマで彼を知ったのかでも大きく印象は変わるだろうが、どちらにせよ、そこにあるのは沼だ。「ダンスも歌もうまくて、演技もできるんかい!」とギャップにやられてしまう。

 そんな彼が10月よりスタートした連続テレビ小説『舞いあがれ!』(NHK総合)と、これまで多くの名作を生み出してきた“木10”枠のドラマ『silent』(フジテレビ系)の出演で「国民的スター」としての一歩を踏み出した。正確に言えば、すでに愛される存在であった目黒だが、歴史ある朝ドラと民放公式テレビ配信サービス「TVer」にて、見逃し配信累計再生数の歴代最高記録を更新したドラマという“ヒット作品”に立て続けに出演したことで、その名を不動のものとした。

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 そうして知名度が高くなるのと同時に、視聴者の中で話題となったことがある。それは、ジャニーズ事務所の先輩で、2021年に放送された新春SPドラマ『教場II』(フジテレビ系)にて共演もした木村拓哉と目黒が「似ている!」という声だ。確かに、現在25歳の目黒を見ていると、20代のころの木村のビジュアルを思い浮かべてしまう。

 SMAPのメンバーとしてデビューした木村は、俳優としても活躍。『若者のすべて』(1994年/フジテレビ系)、『人生は上々だ』(1995年/TBS系)などを経て、23歳のときに『ロングバケーション』(1996年/フジテレビ系)と出会った。『木村さ~~ん!』(GYAO!)にて、「これがあったから今の自分があると思う作品は?」と問われた際に「全部の作品通じてあるけど、やっぱり『ロングバケーション』かな」と答えたほど、彼にとっても、ドラマファンにとっても思い出深い作品である。(※1)

 主演を務めた同作は大きな社会現象に。当時は、いわゆる“キムタクブーム”大爆発中。もはや神格化された木村は、その後もドラマに出るたびに話題となり、彼が作品で着用した衣装やアイテムは飛ぶように売れた。木村も経験したこの「始まりの地」に目黒はすでに立っていて、彼もまた今まで以上に国民から愛されるアイドル/俳優になっていくのではないか。そんな予感がするのだ。

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