『舞いあがれ!』福原遥がチームプレイの原動力に 新規事業に挑戦する浩太に一抹の不安

 試験の結果が返ってきた。点数が上がって喜ぶ舞(福原遥)に、柏木(目黒蓮)は「この回期の平均点を一人で下げてる」と嫌味を言う。『舞いあがれ!』(NHK総合)第39話では、航空学校の同期たちが吉田(醍醐虎汰朗)のために結束する。

 宮崎での座学課程も残すところ2カ月となり、舞も勉強に熱が入る。そんな中、吉田は母親がパート先で倒れたと知らされ、郷里の金沢へ帰る。吉田が抜けた舞たちは、グループ課題を5人でやることになった。1カ月後、学校で再会した吉田は、航空学校を辞めなくてはならないと告げる。教官の都築(阿南健治)に次の期からやり直すように言われたが、母子家庭で学費を工面できないため苦渋の選択だった。

 お好み焼きパーティーで打ち解けた空気が生まれた航空学校の同期チーム。けれども、吉田の離脱に対しては、柏木が「いなくなる奴にかまってる暇はない」と口にしたように現状を受け入れるムードだった。冷淡なのではなく、パイロット養成の専門課程は進度が速いため、本人のことを考えて仕方ないと考えたのだ。その考えを変えたのは舞だった。舞は、吉田が休んでいる間に作った課題ノートを見せる。吉田は全グループの課題を一人で解いており、舞は「今からでも遅れた分取り戻せる」と学校を辞めないよう説得。吉田の研鑽の成果を目にした柏木や倫子(山崎紘菜)たちも舞に同意する。

 都築への直談判の結果、吉田には特別テストが課されることになった。最初、吉田が学習に遅れていないことを証明すると言い出したのは柏木で、それを倫子が都築に提案し、柏木が特別テストの実施を持ちかけ、吉田と同室の中澤(濱正悟)が理由を説明する。最後に、水島(佐野弘樹)や吉田本人を含む全員で頭を下げた。バラバラだったチームが吉田のために協力する。チームプレイの原動力は舞だった。

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