ジェームズ・ガンによる新たなDCユニバース=DCU始動 気になる3つのポイント
さて、もう一人のCEOであるピーター・サフランですが、彼は弁護士で、大手のタレント・エージェンシーで活躍して多くの映画俳優、監督とも顔見知り。さらに映画プロデューサーとして『死霊館』シリーズや『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』も手掛けています。エンタメビジネスに精通した腕利き、というべき人物でしょう。そう聞くとちょっと身構えちゃいますが、僕は『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』公開の際、オンラインでインタビューしたことがあり、とても感じのいい人物という印象を持っています。
個人的にガン監督がDCを手掛けることは歓迎したいのですが、3つほど気になることが。まずDCスタジオはドラマも管轄すると言っていますが、もともとDCは映画とは別に、名プロデューサーのグレッグ・バーランティのもと『ARROW/アロー』を起点とするアローバースとも呼ばれる、素晴らしいDC世界を作ってきました。このアローバース自体は現在収束気味ですが、個人的にバーランティにはこの先のDCドラマも手掛けてほしいとは思っており、彼は今後どうなるのでしょうか?
2つ目は先日発表になったキアヌ・リーブスの『コンスタンティン』続編が、このDCUに組み込まれるかです。コンスタンティンをリーダーとする、ホラー系ヒーローチーム「ジャスティス・リーグ ダーク」を観たい僕としては是非DCUに入れてもらいたい。
3つ目はガン監督は部類の犬好きなんですね。となると、スーパーマンのペット犬クリプト(アニメ映画『DC がんばれ!スーパーペット』の主役でしたね!)を放ってはおかないでしょう。というわけでクリプトを主人公にした映画かドラマが作られるのではないでしょうか? これはぜひ観てみたいです。