京本大我の芝居の真髄は千変万化の声色 『束の間の一花』では儚さを伴った演技に期待

 そんな京本が『束の間の一花』を演じる上で注目したいのは、表現の幅が広い彼の声色だ。直近では、二宮和也主演の映画『TANG タング』に超ナルシストなロボットデザイナーという役どころで出演した京本。この役での京本の声は、少しだけ野太くしたような声で、見る人にちょっぴり嫌なやつだとの印象を与えた。

 その一方、『束の間の一花』の予告に映る萬木昭史の声は、普段の京本の声をさらにマイルドにしたような声色。やんわりとした話し方で、余命宣告を受けているという役どころの儚さを表現しているのではないかと考察する。しかし、あらすじを見る限り、現在公開中の予告は萬木のほんの一部でしかない。物語が進んでいく中で、死を意識するようになった萬木が生きることとどう向き合っていくのか次第で、また別の声を堪能できるのではとも想像している。6年ぶりのドラマで京本がどんな演技を見せてくれるのか、放送が待ち遠しい。

■放送情報
『束の間の一花』
日本テレビにて、10月17日(月)スタート 毎週月曜24:59〜25:29放送(30分×全10話)
Hulu、Tverでも配信
出演:京本大我(SixTONES)、藤原さくら、佐々木大光(7 MEN 侍/ジャニーズJr)、富田靖子
原作:タダノなつ『束の間の一花』(講談社『Palcy』所載)
脚本:今井雅子、富安美尋
監督:林雅貴、丸谷俊平
編成:安島隆、鈴木淳一、藤澤季世子、明石広人
プロデューサー:大井章生、伊藤美緒、馬場三輝
協力プロデューサー:藤森真実、千葉行利、杉山葉香
チーフプロデューサー:三上絵里子、島本講太
制作会社:ケイファクトリー
製作著作:日本テレビ、ジェイ・ストーム
©NTV・J Storm
公式サイト:https://www.ntv.co.jp/tukanomanoitika/
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