『一橋桐子の犯罪日記』松坂慶子が岩田剛典を縛る予告編公開 『NHK俳句』コラボも

 10月8日から放送されるNHK土曜ドラマ『一橋桐子の犯罪日記』の予告編が公開された。

 本作は、作家・原田ひ香の『一橋桐子(76)の犯罪日記』を、『阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし』を手掛けた脚本家・ふじきみつ彦が脚色した“終活青春グラフィティ”。

 主人公・一橋桐子は、年金とバイト暮らしの生活も楽ではない中、唯一の希望であった親友が病で亡くなり、哀しみの淵に立っていた。そんな時にテレビで見た、ある逮捕者の供述「楽になるため刑務所に入りたかった」。その一言に心奪われた桐子は、終の住みかを“刑務所”へと設定。「できるだけ人に迷惑をかけずに捕まる道」を模索し始めるのだった。

 主人公・桐子を松坂慶子が演じるほか、岩田剛典、長澤樹、片桐はいり、宇崎竜童、木村多江、由紀さおり、草刈正雄らがキャストに名を連ねている。

 公開された予告編は、荒々しい雰囲気の久遠(岩田剛典)を縄で縛る桐子(松坂慶子)の姿からスタート。刑務所で余生を送りたいと願う桐子が、久遠に刑務所内の様子を聞く姿や、ピンク色の囚人服に身を包んでいる姿、必死の思いで万引きを試みる姿などが映し出されている。

 あわせて、本作と『NHK俳句』(NHK Eテレ)の特別コラボが決定。本作には主人公・桐子の心情を表すものとして“俳句”が頻繁に登場。それにあわせて、『NHK俳句』に、ゲストとして毎週ドラマの出演者が登場する。

コメント

松坂慶子(一橋桐子)

撮影で俳句に触れる機会を持つことができました。俳句って、人柄がみえて楽しいですね。その人が出ると言い ますか。私はもともと万葉集が好きなのですが、俳句指導の先生が「万葉集って素朴ですよね」とおっしゃって いました。自分が思ったことを素直に詠み、伝えたいと思っている歌が多い、と。だから心に伝わってくるし、好 きなんだなと思います。いい機会ですので、恥ずかしがらず、桐子さんみたいに“独り言が俳句になる”くらいの スタンスで始めたいなと思っております。

宇佐川隆史(プロデューサー)

今回のドラマの主人公の桐子さんは「自分には何もないから」と、終のすみかに刑務所を選びます。こんな桐子 さんを、ドラマを通して何とか救いたい……そんな時、桐子さんの趣味である“俳句”が彼女を救うのでは?とふと思い、彼女の心情を、俳人の神野紗希さんに俳句で表して頂くことにしました。
俳句作りは、自分の好きな言葉や気持ちを探して句にするため、いつの間にか“自分自身を見つめなおす”ことにつながったりもします。この俳句コラボが、桐子さんそして視聴者の皆さんにとって、“新たな自分を発見する”きっかけとなりますように……そう願いながら、E テレメンバーと一緒に準備中です。どうぞお楽しみに!

■放送情報
土曜ドラマ『一橋桐子の犯罪日記』
NHK総合にて、10月8日(土)より毎週土曜22:00~22:49放送(全5話)
出演:松坂慶子、岩田剛典、長澤樹、片桐はいり、宇崎竜童、木村多江、由紀さおり、草刈正雄ほか
原作:原田ひ香『一橋桐子(76)の犯罪日記』
脚本:ふじきみつ彦
音楽:長谷川智樹
制作統括:高橋練(NHKエンタープライズ)、清水拓哉(NHK)
プロデューサー:宇佐川隆史(NHKエンタープライズ)
演出:笠浦友愛、黛りんたろう、加地源一郎
写真提供=NHK

『NHK 俳句』
NHK Eテレにて、毎週日曜6:35~放送
ゲスト日程:
10月2日(日):松坂慶子
10月9日(日):戸田菜穂
10月16日(日):由紀さおり
10月23日(日):木村多江
10月30日(日):松坂慶子
※10月30日(日)のみ『歳時記食堂』

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