奈緒「思いつく限りのことは全部やりたい」 『マイ・ブロークン・マリコ』で手紙を自筆

 9月30日に公開される永野芽郁主演映画『マイ・ブロークン・マリコ』より、奈緒の場面写真が公開された。

 『ふがいない僕は空を見た』『ロマンスドール』のタナダユキが監督を務めた本作は、2019年に『COMIC BRIDGE』で連載され、翌年出版された単行本(全1巻)は即重版が決定した平庫ワカの同名コミックを実写映画化するもの。鬱屈した日々を送るOL・シイノトモヨ(永野芽郁)は、テレビのニュースで親友のイカガワマリコ(奈緒)が亡くなったことを知る。トモヨはマリコの魂を救うために、マリコの実家から遺骨を強奪し逃走。マリコの遺骨を抱いて“ふたり”で旅に出る。先日、カナダ・モントリオールで行われたファンタジア国際映画祭では最優秀脚本賞を受賞した。

 公開された場面写真では屈託のない笑顔を見せるマリコだが、頬には殴られた痣が痛々しく写っている。シイノが旅をする中で、マリコの回想と共に出てくる“手紙”は本作にとって重要なアイテム。時代感を感じさせ、そして回想での出演となるマリコというキャラクターを表すためにも重要な手紙は、マリコを演じた奈緒がすべて自筆した。

 最初にタナダ監督と会った際に「美術部さんが用意されるかもしれませんが、手紙を書いてもいいですか」と相談したという奈緒。タナダ監督からも「書いてほしい」とリクエストがあり、書き始めたが、その時期にシイノを演じた永野も役作りの一環でドクターマーチンを履き始めており、示し合わせたわけではないのにも関わらず、ふたりは同時期に『マイ・ブロークン・マリコ』の旅をスタートさせていた。原作を読み、心を強く動かされた奈緒は「この作品のために最大限、思いつく限りのことは全部やりたいと思っていました」と話しており、そのひとつとして作品のキーアイテムとなる“手紙”を書いている。

■公開情報
『マイ・ブロークン・マリコ』
9月30日(金)、TOHOシネマズ 日比谷ほかにて全国ロードショー
出演:永野芽郁、奈緒、窪田正孝、尾美としのり、吉田羊
監督:タナダユキ
脚本:向井康介、タナダユキ
原作:平庫ワカ『マイ・ブロークン・マリコ』(BRIDGE COMICS/KADOKAWA刊)
音楽:加藤久貴
エンディングテーマ:「生きのばし」Theピーズ(P)2003King Record Co.,Ltd.
制作プロダクション:エキスプレス
制作協力:ツインズジャパン
配給:ハピネットファントム・スタジオ、KADOKAWA
製作幹事:ハピネットファントム・スタジオ
製作:映画『マイ・ブロークン・マリコ』製作委員会
©︎2022映画『マイ・ブロークン・マリコ』製作委員会
公式サイト:https://happinet-phantom.com/mariko/
公式Twitter:@mariko_movie

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