竜星涼×佐津川愛美は『ちむどんどん』で一番のコンビに 賢秀と清恵の幸せを願う

「ここで一生、一緒に働かせてください」
「地道にコツコツ、お前と2人で……」

 賢秀(竜星涼)から清恵(佐津川愛美)にプロポーズともとれる発言が聞かれた矢先、すれ違ってしまう2人の様子が描かれた『ちむどんどん』(NHK総合)。

 ろくでなしの賢秀を唯一真正面から叱ることができ、彼に聞く耳を持たせられるのは最初から清恵だけだった。適当にはあしらいきれず、無視できない存在――それが出会った頃から変わらない賢秀にとっての清恵だろう。そんないつも強く頼もしい清恵に、実は深く傷つけられた過去があることが明かされる。

 若くして家出して結婚するも、当時の結婚相手に貢いで借金まみれになり、父・寛大(中原丈雄)に実家に連れ戻されたというのだ。なるほど、清恵は強いというよりも強がっていなければやってこられなかったのだろう。だからこそ、美味しい話にすぐに唆されてしまう賢秀のことが、かつての自分と重なり放って置けなかったのだ。

 しかし、賢秀も清恵のことを意識し始め、居心地の良さを自覚し始めた矢先に突きつけられた事実をすんなりとは受け入れられない。結婚歴があることを知らされていなかっただけで「俺に嘘ついて騙したわけ?」と不信感をあらわにするも、清恵から自分だって家族に職業を偽り、いつまで経っても「沖縄の一番星」などと夢見がちで変わらないと、ごもっともすぎる返り血を浴びてしまう。

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