『スパイダーマン』『トップガン』北米トップに返り咲き “全米映画デー”で興行に異変
ちなみにランキングの第10位には、スティーヴン・スピルバーグの傑作『ジョーズ』(1975年)の再上映がランクイン。北米1246館でIMAXや3Dでの上映も行われ、3日間で230万を記録、4日間の成績は270万ドルとの予測だ。本公開から50周年近くを経ても色褪せない人気の大きさを感じさせる。
第11位は『ザリガニの鳴くところ』(早川書房)の映画版『Where the Crawdads Sing(原題)』で、公開8週目にしてトップ10圏外となった。第12位はジョーダン・ピール最新作『NOPE/ノープ』、第13位は『Three Thousand Years of Longing(原題)』。後者は『マッドマックス』シリーズのジョージ・ミラー監督7年ぶりの最新作、イドリス・エルバ&ティルダ・スウィントン主演という映画ファン注目の一本だったが、公開2週目にして圏外という異常事態。やはりスタジオ側の責任を問うほかない。
北米映画興行ランキング(9月2日〜9月4日)
1.『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム THE MORE FUN STUFF VERSION』
600万ドル/3935館/累計600万ドル/1週/ソニー
2.『トップガン マーヴェリック』
550万ドル/3113館/累計6億9882万ドル/15週/パラマウント
3.『DC がんばれ!スーパーペット』
545万ドル/3115館/累計8080万ドル/6週/ワーナー
4.『ブレット・トレイン』
540万ドル/3117館/累計8593万ドル/5週/ソニー
5.『The Invitation(原題)』
470万ドル/3114館/累計1374万ドル/2週/ソニー
6.『ビースト』
364万ドル/3217館/累計2541万ドル/3週/ユニバーサル
7.『ミニオンズ フィーバー』
313万ドル/2457館/累計3億5886万ドル/10週/ユニバーサル
8.『ソー:ラブ&サンダー』
244万ドル/2090館/累計3億3996万ドル/9週/ディズニー
9.『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』
240万ドル/2500館/累計3454万ドル/3週/クランチロール
10.『ジョーズ』(再上映)
230万ドル/1246館/累計230万ドル/1週/ユニバーサル
(※Box Office Mojo調べ。データは9月5日未明時点の速報値であり、最終確定の数値とは誤差が生じることがあります)
参照
https://www.boxofficemojo.com/weekend/2022W35/
https://www.hollywoodreporter.com/movies/movie-news/box-office-spiderman-top-gun-1235212113/
https://variety.com/2022/film/box-office/box-office-spider-man-rerelease-top-gun-maverick-battle-1235359820/
https://deadline.com/2022/09/box-office-spider-man-no-way-home-top-gun-maverick-national-cinema-day-1235107189/
https://deadline.com/2022/09/bullet-train-top-gun-maverick-minions-rise-of-gru-jurassic-world-dominion-uk-national-cinema-day-global-international-box-office-1235107779/
■公開情報
『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム THE MORE FUN STUFF VERSION』
9月9日(金)公開
出演:トム・ホランド、ゼンデイヤ、ベネディクト・カンバーバッチ、ジョン・ファヴロー、ジェイコブ・バタロン、マリサ・トメイ、アルフレッド・モリーナ
監督:ジョン・ワッツ
脚本:クリス・マッケナ、エリック・ソマーズ
製作:ケヴィン・ファイギ 、エイミー・パスカル
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