『ちむどんどん』歌子と智の恋愛模様が動き出す 上白石萌歌の“床ドン”にSNSで歓喜の声

『ちむどんどん』歌子と智の恋が動き出す

 連続テレビ小説『ちむどんどん』(NHK総合)第96話では、ようやく歌子(上白石萌歌)と智(前田公輝)の恋が前進し始めた。

 歌子は幼い頃から智に片思いしている。恋の始まりは、運動会のかけっこで最下位になった歌子(幼少期:布施愛織)に「俺にとっては歌子が1等賞」と智(幼少期:宮下柚百)が手作りのメダルをかけてくれたことから。しかし、その頃にはすでに智は元気いっぱいの暢子(幼少期:稲垣来泉)に夢中。暢子が上京するやいなや、智も後を追って東京に行ってしまった。

 普通なら嫉妬から暢子に恨み言の一つくらい言ってしまいそうなものだが、そんなことは一切なく、慎ましやかに智への恋心を育ててきた歌子。地元の運送会社に就職した際には、先輩社員の花城(細田善彦)に惹かれかけたこともあったが、それは恋というより誰かに必要とされることへの切望だったように思う。彼女の心の大部分を占めているのは、やはり智なのではないだろうか。

 一方、暢子(黒島結菜)が和彦(宮沢氷魚)と結婚したことで失恋が決定的となった智。長らく思いを引きずってはいたが、強引にも歌子が2人の結婚式に連れ出してくれたことで自分の気持ちに整理をつけることができたのだろう。第96話で暢子の妊娠を知った時も、幼なじみとして心から喜んでいるように見えた。

 人生の節目節目で互いを支え合ってきた智と歌子。そんな2人の関係は、ふとしたじゃれあいの中で急激に動き出す。「俺は歌子の唄が大好きさ。歌子ならプロのレコード歌手になれる」と智に言われ、照れ隠しでレコードを取り返そうとした歌子は無意識に智を床ドンしてしまう。距離が一気に近づいたことで、智も歌子を妹みたいな存在ではなく一人の女性として意識し始めた。

 そんな2人の恋愛模様に、SNSでは「大大大ちむどんしてしまった」「ニヤニヤしてしまう」「お互いに相手のために応援できる関係が尊い」と歓喜の声が挙がっている。

■放送情報
連続テレビ小説『ちむどんどん』
総合:午前8:00〜8:15、(再放送)12:45〜13:00
BSプレミアム・BS4K:7:30〜7:45、(再放送)11:00 〜11:15
※土曜は1週間を振り返り
主演:黒島結菜
作:羽原大介
語り:ジョン・カビラ
沖縄ことば指導:藤木勇人
フードコーディネート:吉岡秀治、吉岡知子
制作統括:小林大児、藤並英樹
プロデューサー:松田恭典
展開プロデューサー:川口俊介
演出:木村隆文、松園武大、中野亮平ほか
写真提供=NHK

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