松田龍平と入江悠監督が『鵜頭川村事件』を語る スペシャル対談&メイキング写真公開
『連続ドラマW 鵜頭川村事件』で主演を務める松田龍平と入江悠監督のスペシャル対談とメイキング映像が公開された。
本作は、『赤と白』で第25回小説すばる新人賞、『ホーンテッド・キャンパス』で第19回日本ホラー小説大賞読者賞を受賞した櫛木の同名小説を、『連続ドラマW ふたがしら』や映画『22年目の告白 ―私が殺人犯です―』『AI崩壊』の演出を手がけた入江を監督に迎えドラマ化するパニックスリラー。
舞台は、日本の片隅にある鵜頭川という名の村。行方不明の妻を探す医師・岩森(松田龍平)は、娘を連れて3年ぶりにその村を訪れた。そこは、血縁に基づく不毛な一家どうしの権力闘争が続けられる一方で、都市部から取り残されつつある若者たちが鬱憤を溜める絶望に支配された閉鎖的な空間だった。ある日、大雨で村が外界から切り離されたとき、積もり積もった人々の悪意がついに爆発する。岩森は、外界から閉ざされパニック状態に染まる村の中で、唯一平静を保ちながらも、医師という立場で様々な村人と関わっていく中で、自らも争いの渦に巻き込まれていく。
ドラマW『同期』以来、2度目のタッグとなった松田と入江監督。本作で久々の再会となった感想を問われると、「あの時からは11年ぶりですもんね」と月日の流れを振り返りながらも互いに「全然変わらない」と率直な印象を明かし、リラックスした雰囲気で対談はスタート。松田演じる主人公の岩森は、行方不明の妻を捜しにやってきた鵜頭川村で過酷な状況に巻き込まれ、次第に追い詰められていく、という役柄。監督の入江からは撮影前に役柄についての特段のリクエストはなかったそうだが、現場ではシーンごとに感じたことを互いに擦り合わせながら岩森の人物像をつくりあげていった。
そして「村唯一の部外者」という立場を、松田が演じながら自ら役について提案する場面も多かったようで、その提案から入江監督自身も主人公・岩森について新たな発見や気づきがあったと語る。また、嵐が過ぎ去った後の鵜頭川村の美術クオリティには松田も驚いたようで、「ロケ地は清々しくて綺麗なところなんですが、(美術とはいえ)見るも無残な……」と心情を吐露すると、入江は「元々パニック映画が好きで、追い込まれた人の感情をしっかり伝える上でも、美術をしっかり作らないといけないと思ったんです」と明かしている。
作品にちなみ、「もし鵜頭川村に閉じ込められたら?」という質問には入江監督から「松田さんは多分……」と予想外な回答も飛び出すなど、終始和やかな雰囲気で繰り広げられた2人のトーク。撮影の裏側に迫るメイキング映像や本編初出し映像も確認できる盛りだくさんの内容となっている。
■放送情報
『連続ドラマW 鵜頭川村事件』(全6話)
WOWOWプライム・WOWOW4Kにて、8月28日(日)22:00放送・配信スタート
※第1話無料放送
WOWOWオンデマンドにて、各月の初回放送終了後、同月放送分を一挙配信
※無料トライアル実施中
出演:松田龍平、蓮佛美沙子、工藤阿須加、山田杏奈、板橋駿谷、冨手麻妙、吉岡睦雄、和田光沙、宇佐卓真、眞島秀和、綾田俊樹、荒川良々、伊武雅刀ほか
原作:櫛木理宇(『鵜頭川村事件』文春文庫刊)
脚本:和田清人
監督:入江悠
音楽:池永正二
公式サイト:https://www.wowow.co.jp/drama/original/uzukawamura/