坂口健太郎が目を見開いて睨みつける 岡田准一主演『ヘルドッグス』新場面写真公開
9月16日公開の岡田准一主演映画『ヘルドッグス』の新場面写真が公開された。
本作は、深町秋生による小説『ヘルドッグス 地獄の犬たち』(角川文庫/KADOKAWA刊)を原作として、『関ヶ原』『検察側の罪人』『燃えよ剣』の原田眞人監督が自ら、本作が3作品目のタッグとなる岡田を主演にイメージしながら脚本を執筆したクライム・エンターテインメント。
岡田が演じるのは、正義も感情も捨て、腕っぷし一つでヤクザ組織に潜入しのし上がる元警官・兼高昭吾。兼高は警官時代に愛する人が殺される事件を止められなかったというトラウマを抱え、正義も感情も捨て復讐することにのみに生きる“闇に落ちた男”で、その狂犬っぷりに目をつけた警察組織から、関東最大のヤクザ組織「東鞘会」への潜入という危険なミッションを強要される。そして、そんな兼高とバディを組む室岡秀喜を坂口健太郎が演じる。室岡は死刑囚の息子という境遇ゆえに心の奥底に深い闇を抱え、組織内でも誰も手が付けられない制御不能な存在。2人は最強の“狂犬コンビ”として猛スピードで組織を上り詰め、お互いになくてはならない存在となり、やがて、予測不能な展開に巻き込まれていく。
公開された場面写真は、岡田演じる兼高のバディ・室岡を演じた坂口の新場面写真4点。坂口演じる室岡は、兼高をアニキと慕う東鞘会のヤクザの一人。死刑囚の親を持ち、幼い頃には親から虐待を受けてきた。その影響で満腹中枢がイカれてしまい、常に空腹で何かを食べている。凄惨な過去の境遇から、心の奥底に深い闇を抱え、一度キレると感情を抑えられないサイコパスとして組織一とも目される凶暴性と残虐性を持つ危ない男だ。制御不能なサイコボーイとして組織の中でも異質な存在だったが、兼高と出会い、共に最強の狂犬コンビとして暴れまわる日々の中で、次第にお互いにとってなくてはならないバディとして信頼関係を築いていく。
鋭い眼光とボサボサの髪、黒いスーツでイカつい銃をぶっ放す瞬間を切り取った場面写真や、ぶっ飛んだ視線で鏡に映る自分自身を見つめる姿、同じ東鞘会に所属するヤクザ・三神(金田哲)に対し、目を見開いて異常な迫力で睨みつける緊張感あふれる1シーンが切り取られている。さらに、尻もちをつく三神を冷酷な視線で見下ろす姿も。坂口演じる室岡の、背筋がゾクりとするような凶暴性と残忍性を感じさせる。
坂口自身、室岡役を演じるにあたり「これまでの坂口健太郎のイメージからは想像しにくい役、イメージをがらりと変えてくれる役でした。僕自身、いい意味でイメージを裏切っていきたい気持ちがあるので、原田監督と話しをしながら、室岡をやりたい! という気持ちが湧き上がってきたのを覚えています」と明かしている通り、本作で坂口は、これまでのイメージを覆し、一皮向けた新境地と言える役柄を見事に演じきった。「どうやって異質感を出すのか悩みました。室岡はサイコパスでもあるけれどサイコパスを出しすぎてしまうと浮いてしまうし、物語を邪魔してしまう。リハーサルの中でここまではやってOKだな、この先は邪魔になるなと、サイコパスのさじ加減は細かく考えました」と役作りの中で室岡というキャラクターを作り上げていったという。
■公開情報
『ヘルドッグス』
9月16日(金)公開
出演:岡田准一、坂口健太郎、松岡茉優、北村一輝、大竹しのぶ、MIYAVI、酒向芳、吉原光夫、金田哲、大場泰正、木竜麻生、中島亜梨沙、村上淳、尾上右近、杏子、赤間麻里子
脚本・監督:原田眞人
原作:深町秋生『ヘルドッグス 地獄の犬たち』(角川文庫/KADOKAWA刊)
配給:東映/ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
(c)2022「ヘルドッグス」製作委員会
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