エルトン・ジョンが70年代の思い出を語る 『ブライアン・ウィルソン』本編映像公開

『ブライアン・ウィルソン』本編映像公開

 8月12日に公開される『ブライアン・ウィルソン/約束の旅路』の本編映像の一部が公開された。

 本作は、「サーフィン・U.S.A.」「グッド・バイブレーション」「神のみぞ知る」、そして『ペット・サウンズ』『スマイル』などで知られるビーチ・ボーイズの創設メンバー、ブライアン・ウィルソンに密着した初めてのドキュメンタリー。

 元ローリング・ストーン誌の編集者、ジェイソン・ファインとともに、幼少期に過ごした家や「サーフィン・サファリ」のジャケット写真が撮影されたパラダイス・コーブなど、ゆかりの西海岸の街を巡っていく。ホームビデオやレコーディング風景などのアーカイブ映像とともに、3年間で70時間以上にわたって撮影されたインタビューで語られるのは、プレッシャーに苛まれ陥った薬物中毒、自由と金銭を奪われ続けた精神科医との関係、そして亡くなってしまったかけがえのない兄弟への確執と愛情。それでも、音楽が彼を世に導き、最悪の環境から救い出した過程や、家族とともに人間的な復活を遂げるまでの道のりが語られる。

映画『ブライアン・ウィルソン/約束の旅路』本編映像

 公開された本編映像では、数々のヒット曲を生み出しつつも、徐々にメンバーと確執が生まれ、家に引きこもりがちになっていたウィルソンが、ベラージオでの思い出を語るシーンが切り取られている。プールと大きな庭、そして豪華なレコーディングスタジオを併設した邸宅に住んでいたウィルソンのもとに遊びに来ていたのは、ロックの殿堂入りを果たしたママス&パパス、ロックンロールの創設者の一人と言われているリトル・リチャード、ファンクロックを牽引したスライ&ザ・ファミリー・ストーンのスライ、そしてエルトン・ジョンなど70年代のアメリカ音楽シーンを象徴するような面々だった。

 思い出話とともに、ジョンがインタビューに答えている姿も映し出され、当時ウィルソンの家を訪れた時の興奮や、ピアノを売られそうになったというエピソードなどが語られる。

 本作では、ウィルソンが育った故郷ホーソーン、「カリフォルニア・ガールズ」などが生まれたダートマス、「グッド・ヴァイブレーション」などが生まれたローレルウェイ、そして「ロング・プロミスト・ロード」が誕生したベラージオなどを訪れていく。

■公開情報
『ブライアン・ウィルソン/約束の旅路』
8月12日(金)より、全国ロードショー
出演:ブライアン・ウィルソン、ジェイソン・ファイン、ブルース・スプリングスティーン、エルトン・ジョン、ニック・ジョナス、リンダ・ペリー、ドン・ウォズ、ジェイコブ・ディラン、テイラー・ホーキンス、グスターボ・ドゥダメル、アル・ジャーディン、ジム・ジェームス、ボブ・ゴーディオ
監督:ブレント・ウィルソン
製作:ティム・ヘディントン、テリサ・スティール・ペイジ、ブレント・ウィルソン
製作総指揮:ブライアン・ウィルソン、メリンダ・ウィルソン、ジェイソン・ファイン
共同プロデューサー:ジャン・ジーフェルス
配給:パルコ ユニバーサル映画
2021年/アメリカ/英語/93分
(c)2021TEXAS PET SOUNDS PRODUCTIONS, LLC
公式サイト:https://www.universalpictures.jp/micro/brian-wilson

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