小説家と時間を失くした女が出会う ヨン・ウジン×イ・ジウン『夜明けの詩』特報映像

 11月25日に公開されるヨン・ウジン主演映画『夜明けの詩』の特報映像が公開された。

 本作は、韓国版『ジョゼと虎と魚たち』を手がけたキム・ジョングァンが監督・脚本を務めた人間ドラマ。ソウルを舞台に、人々の出会いと別れ、そして深く胸に刻まれた記憶が描かれる。

 まだ冬が残るソウル。小説家のチャンソク(ヨン・ウジン)は、7年ぶりにイギリスからソウルに帰国する。コーヒーショップで時間を失くした女(イ・ジウン/IU)と出会う場面から、ストーリーが紡がれていく。そして、想い出を燃やす編集者、希望を探す写真家、記憶を買うバーテンダーといった、心に深い葛藤を抱えながらも人生を歩み続ける、4人との出会いを経て、チャンソク自らも心に閉ざしてきた記憶と向き合う。

 主演を務めるのは、Netflixドラマ『39歳』、映画『愛に奉仕せよ』のヨン・ウジン。共演は、是枝裕和監督の最新作『べイビー・ブローカー』にも出演している『マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~』のイ・ジウン(IU)。さらに、『ビューティー・インサイド』のキム・サンホをはじめ、『サムジンカンパニー1995』のイ・ジュヨン、『ジョゼと虎と魚たち』のユン・ヘリらが脇を固める。

『夜明けの詩』特報映像

 公開された特報映像では、本作の世界観を垣間見ることができる。美しいピアノの旋律ともに映し出されるのは、コーヒーショップで、小説家のチャンソクと、時間を失くした女が出会う冒頭のシーン。「僕が考えた話があります。聞きますか?」と、チャンソクの問いかけに対し、イ・ジウン演じる女性が「聞いてあげる」と答えるシーンが描かれており、この出会いからストーリーが紡がれていくことになる。「出会いと別れ、そして深く胸に刻まれた記憶」といフレーズが表示されると、想い出を燃やす編集者(ユン・ヘリ)、希望を探す写真家(キム・サンホ)、記憶を買うバーテンダー(イ・ジュヨン)といった、心に深い葛藤を抱えながらも人生を歩み続ける登場人物たちとチャンソクの、出会いのシーンが投影されていく。

■公開情報
『夜明けの詩』
11月25日(金)全国公開
監督:キム・ジョングァン
出演:ヨン・ウジン、イ・ジウン(IU)、キム・サンホ、イ・ジュヨン、ユン・ヘリ
配給:シンカ
2021年/韓国/韓国語/82分/カラー/シネスコ/5.1ch
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