『パリピ孔明』天才軍師・孔明が本領発揮! “天下泰平の計vol.1”でイイネを獲得
TOKYO MXほかにて放送中のTVアニメ『パリピ孔明』。第11話「草船借箭」では、「10万イイネ企画」で勝利するため、孔明が考えた計略が実行された。イイネをお金で買うことを選んだAZALEAに対して、孔明はどう立ち向かうのか。
サマーソニア出演権をかけた勝負で最大のライバルとなるAZALEA。唐澤が提案したイイネをお金で買う作戦を実行に移そうとするなか、いよいよ孔明が考えた作戦「天下泰平の計vol.1」を決行するときがきた。資金力と知名度では到底敵わない相手を退けて、どうやって攻略するのか、孔明の腕の見せどころだ。
対するAZALEAの作戦は、渋谷のどこかでゲリラライブを行い、そこで掲示されるQRコードを読み取って特設サイトでイイネを行うと抽選で100名に100万円が当たるという大々的なもの。こうなってしまえば、当然AZALEAのファン以外の間でも話題になるのは分かりきっている。しかし、当の七海はお金で評価を買うことに不満を抱いていた。そんな七海の様子を見た唐澤は気にするそぶりを見せるものの、「目的はサマーソニアに出て、お前たちが売れること」と辛辣な言葉を投げかける。音楽は売れなければ意味がないことは七海も分かっている。だが、必ずしも売れることだけが全てではない。
時を同じくして、孔明たちもまた着々と準備を進めていた。孔明が選んだ決戦の場は渋谷の109前。すでに渋谷の街には多くのAZALEAファンやお金に吸い寄せられた人々が集まっていた。そこに一台の大型トラックが姿を現すと、登場したのはAZALEAではなく英子とKABE。AZALEAだと疑うファンもいるなか、英子はAZALEAの楽曲を歌い始める。それは霧で覆われた渋谷の街に明るい日差しを照らしてくれるようだった。
AZALEA側がお金で解決しようと考えていたのに対して、資金力で勝てないことを知っていた孔明は「草船借箭」のごとく、AZALEAの影響力を借りる作戦に出たのだった。第11話のタイトルにもある「草船借箭」とは、赤壁の戦いにおいて、曹操の元に藁人形を乗せた船団を向かわせて、矢を10万本回収したというエピソード。孔明の作戦は自分たちの知名度のなさを逆手に取った実に理にかなったものだった。