イ・ジヌクとイ・ヨニが“30代カップルの結婚準備”に奮闘 『結婚白書』が描く“結婚”の試練
一方のナウンは、しっかり者で情に厚く愛らしい人物。大企業に就職して順調にキャリアを積んできた。ジュニョンと違うのは、物事を現実的に捉えるスタイルであること。この小さなズレに悩まされるナウンを演じるのはイ・ヨニ。『ひと夏の奇跡~waiting for you』の清楚でピュアな役から『ザ・ゲーム~午前0時:愛の鎮魂歌(レクイエム)~』の刑事役で新たな魅力を開花させたヨニが、今度は現実味のあるキャラクターの葛藤をどのように表現するのか注目したい。
さらにドラマを盛り上げるのは、ナウンの会社の同僚である女性3人組の関係性だ。離婚歴のある先輩チェ・ヒソン(ファン・スンオン)、結婚に憧れるけれど夢は見ない後輩のイ・スヨン(キム・ジュヨン)、そして結婚を控えているナウンが並ぶから面白い。結婚の予定がない人もスヨンがいることで、疑問などを代弁してくれるというわけだ。
なかでも経験者だからこそ語られるヒソンの発言は、未経験側からすれば格言にも聞こえる。「顔合わせは首脳会談だと思えばいい」「結婚とお金はいわば車とガソリンよ」などの比喩を用いた具体的なアドバイスは興味深く、浮ついた気持ちを一気に現実に引き戻してくれる。
“恋愛は今の幸せを追求し結婚は未来の幸せを追求するもの”だと実感してきたナウン。第6話までにプロポーズ、顔合わせ、お互いの財布事情、式場選び、結納品まで何とか乗り越えてきた。ジュニョンとナウンに訪れる次の試練を想像しながら、応援していきたい。
■配信情報
『結婚白書』
Netflixにて独占配信中
(写真は『結婚白書』公式Twitterより)