『サマータイムレンダ』小舟澪役・白砂沙帆が見せた豹変ぶり 潮の影が物語の鍵を握る?
TOKYO MXほかにて放送されているTVアニメ『サマータイムレンダ』。第8話「メメント」では、潮もまた慎平と同様にループしていることが発覚。澪役の白砂沙帆の怪演も見られた。
22日の夜に現れる澪の影を倒すため、根津とひづるに見守られながら小舟家に戻った慎平の前に現れたのは潮だった。慎平だけが知っているはずの夏祭りの会場での出来事を潮は知っていた。このことは慎平だけではなく、潮もまたループを繰り返していたということを示している。それが本当であるならば、たったひとりでループを繰り返し、影と対峙してきた慎平にとって心強い味方となるだろう。
すでに死んでいる潮が生きているとアランや澪に知られてしまっては未来の行動が大きく変わってしまう。慎平は2人の隙を突いて潮を自分の部屋へと誘導する。カレーを作り終えた慎平が部屋へと戻ると、そこでは潮のクセである“カレーの律動(リズム)”をしながら楽しみに待つ潮の姿があった。それはまるで本物の潮と一切変わらない。とはいえ、ここに存在するのはオリジナルではなく、潮の影だ。南方ひづるから「影の姿と言葉に心を動かすな」と忠告を受けていた慎平は、腰にナイフを忍ばせ、いつでも殺せるチャンスを狙っていた。だが、3回目のループで潮は慎平を救ってくれたのも事実。潮は他の影と異なる存在という可能性もある。
ピリリとした緊張感のなか、慎平は潮との過去を思い出していた。東京で料理の学校に通うことを潮に告白した慎平だったが、「なんでそんな大事なこと勝手に決めんの?」と相談もせずに東京行きを決めた慎平を潮は引き留めようとする。「小舟家の子供にはならん」という慎平の心の内には、潮のことが好きという思いがあった。別れ際に言われた「カレーが食べたい」という言葉を残してこの世から去ってしまった潮。だが、潮は今ここに存在している。例えその存在が影であっても潮は潮だ。慎平と潮は協力して24日の惨劇を止めることを心に決めた。
澪の影が自宅に来るまで残り5分。慎平が言うようにこれまでは一度も家の中に澪の影が入ってきたことはなかった。そう安堵していると、扉を開けて現れたのは澪の影だった。考える暇もなくナイフで切りかかってきた澪だったが、慎平は潮に助けられ一命を取り留める。しかし、澪は潮の影本体を直接攻撃し、潮は腕を怪我してしまう。影同士の対立に疑問を抱く澪は「なぜ慎平の味方をするのか」と問いかけると、潮は「好きな人の味方で何か文句あるのか!」と告白する。