『パンドラの果実』S1が出した一つの答え ディーン・フジオカが握るひとかけらの希望

 星来の6歳の誕生日。「亜美はいつか、20年分のバースデーカードを書く」という小比類巻(ディーン・フジオカ)の言葉に対し、最上(岸井ゆきの)は肯定も否定もしなかった。「まだ14年“も”あるしね」と。

「ママ、いつか目を覚ますかな」「分からない。でも、パパはそう信じる」

 最上、そして小比類巻の言葉は、本作が出した一つの答えなのかもしれない。科学の未来は分からない。そもそも、生きているかぎり明日のことなど何一つ分からない。「絶対に」不可能なことはないし、生きてさえいれば、明日は何かが変わるかもしれない。10年後、20年後、星来についた嘘が本当になる日を信じて、小比類巻は生きていく。信じられるものがあるかぎり、ひとかけらでも未来に希望が残されているかぎり、人間は生きていける。

『パンドラの果実』はSeason2へ ディーン・フジオカと踏み入れる禁断の領域

“不老不死”“心霊現象”“自我を持つAIロボット”……これまで最先端科学にまつわる様々な事件を捜査してきた『パンドラの果実~科学…

■配信情報
日本テレビ×Hulu共同製作 新土曜ドラマ『パンドラの果実~科学犯罪捜査ファイル~』
Huluにて、Season1、Season2独占配信中
出演:ディーン・フジオカ、岸井ゆきの、佐藤隆太、西村和彦、本仮屋ユイカ、シャラ ラジマ、安藤政信、板尾創路、石野真子、ユースケ・サンタマリア
原作:中村啓『SCIS 科学犯罪捜査班 天才科学者・最上友紀子の挑戦』(光文社文庫)
脚本:福田哲平、関久代、土城温美
監督:羽住英一郎
主題歌:DEAN FUJIOKA「Apple」(A-Sketch)
チーフプロデューサー:三上絵里子、茶ノ前香
プロデューサー:能勢荘志、尾上貴洋、古屋厚、中村好佑
(c)日本テレビ
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