ジェリー・ブラッカイマー、『トップガン マーヴェリック』続編製作に言及 「波に乗ろう」

 トム・クルーズ主演映画『トップガン マーヴェリック』が5月27日より日米同時公開され、北米オープニング興収(初日3日間)では1億2400万ドルを記録し、好スタートを切った。

 前作『トップガン』(1986年)から、実に36年ぶりの続編となる『トップガン マーヴェリック』は、公開前から期待の声も多く、約4年ぶりにクルーズが来日するなど盛り上がりを見せていた。記録的なヒットとともに多方面からの評価も高い本作だが、さらなる続編の可能性はあるのだろうか。本作のプロデューサーや出演者らは、『トップガン』の第3作について、さまざまな媒体(メディア)で言及している。

 本作のプロデューサーであるジェリー・ブラッカイマーはDeadlineのインタビューで、“すぐに続編を企画することはない”としながらも、「(好調な)この波に乗ろう」と、続編に対し完全に否定はしていないようで、前向きであるとも捉えられるコメントを残した。

 また、ブラッカイマーのほかにも、本作のスターらが続編についてそれぞれの意欲や見解を示している。

 ルースター(ブラッドリー・“ルースター”・ブラッドショー大尉)役を演じたマイルズ・テラーは、Screen Rantのインタビューで、「私は『トップガン:ルースター』を作りたいんですよ。だからずっと制作側に提案し続けているのですがね。どうなるかは分かりませんが、きっと面白いと思います」と、自身のキャラクター“ルースター”を主人公にした物語のアイデアを売り込んでいたことを明かし、加えて「『トップガン』(1作目)のあとすぐ、誰もが続編のためにトムを懇願していたでしょう。この映画は、(そのような期待に対し)綺麗にまとまったと思いますが、どうでしょう。私は準備万端ですよ」と、強い意気込みをみせている。

 一方、本作でハングマン(ジェイク・“ハングマン”・セレシン海軍大尉)役を務めたグレン・パウエルはIndieWireのインタビューにて、『トップガン』第3作の可能性に関しテラーとは異なる視点での見解を示した。パウエルは、「トムには基本的に、『もし前作の作品に勝てないのなら、続編を作る意味はない』というモットーがあると思います」「オリジナル作品に貢献できないのなら、世界のフィルモグラフィに映画を追加する必要はない」と述べ、さらに「飛行機を使ってよりクレイジーなことができたり、感動的であり冒険的、かつロマンチックで、読み手を引き込むような説得力のある物語であったりすれば、きっとトムは喜んでくれるでしょうね。でも、それは私の専門外なので。彼(クルーズ)に(続編について)売り込むといいかもしれないですね!」と、次なる続編に関しても、クルーズやジョセフ・コシンスキー監督の存在が大きいことを語った。

 前作の公開より36年という月日を経ての続編となった『トップガン マーヴェリック』。果たしてさらなる続編は製作されるのだろうか。

参照

https://screenrant.com/top-gun-3-sequel-plans-details-jerry-bruckheimer/
https://deadline.com/2022/05/top-gun-maverick-jerry-bruckheimer-box-office-1235035498/
https://screenrant.com/top-gun-2-maverick-sequel-rooster-miles-teller/
https://www.indiewire.com/2022/05/top-gun-maverick-sequel-possibilities-1234725208/

■公開情報
『トップガン マーヴェリック』
全国公開中
監督:ジョセフ・コシンスキー
脚本:クリストファー・マッカリーほか
製作:ジェリー・ブラッカイマー、トム・クルーズ、クリストファー・マッカリー、デヴィッド・エリソン
出演:トム・クルーズ、マイルズ・テラー、ジェニファー・コネリー、エド・ハリス、ヴァル・キルマーほか
配給:東和ピクチャーズ
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