『俺かわ』で山田涼介がコメディに強い俳優だと再確認 胸を打たれる芳根京子の涙も

 さらに今回は、芳根京子の涙にも胸を打たれた。人と関わりたくないから、研究職を選んだ和泉。これまでの彼女は、誰かとともに生きる喜びを知らなかったのだろう。自分が、他人に選ばれるわけがない。どうせ、脇役なんだからと諦めて日々を歩んできた。そんな時、“居場所”を与えてくれたのが康介だ。

 正直なところ、和泉は強い女性だと思っていた。ひとりでも歩いていけるような、孤独に強い女性だと。しかし、「私の居場所を、丸谷さんが作ってくれたんです」と涙している姿を見た時、これまでの葛藤が垣間見えた。彼女は、強いのではなく脆いから“ロボット”でいるしかなかったのだ。感情を動かさず無表情でいれば、傷つかずに済むから。

 そんな彼女が、康介と出会い恋をした。彼は、「ここにいていいんだよ」と居場所を与えてくれる。“可愛い”を武器にしてきた康介も、「どんなあなたでもいいんだよ」と認めてくれる和泉と出会えたことで、消費期限に焦る気持ちが減っていく。30年後の康介である“おっさん”を見て、「素敵なお父様。私は好きです」と言った和泉を見て、2人の愛が永遠に続くと確信した。

 しかし、第8話では康介にふたたびライバルが出現……? 人事コンサルタントの大和が、2人の関係を揺るがしていくようだ。せっかく、バイアスを取り除くことができた康介と和泉。このまま、ピュアな恋が続きますようにと願って止まない。

■放送情報
『俺の可愛いはもうすぐ消費期限!?』
テレビ朝日系にて、毎週土曜23:30~0:00放送
出演:山田涼介、芳根京子、大橋和也(なにわ男子)、西田尚美、古田新太、迫田孝也
脚本:田辺茂範
監督:新城毅彦ほか
音楽:井筒昭雄
主題歌:Hey! Say! JUMP「恋をするんだ」(ジェイ・ストーム)
ゼネラルプロデューサー:中川慎子
プロデューサー:峰島あゆみ、尾花典子、森田美桜
制作協力:AOI Pro.
制作著作:テレビ朝日、ジェイ・ストーム
(c)テレビ朝日

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