『社内お見合い』で話題沸騰 アン・ヒョソプの“オン・オフ”を堪能できる韓国ドラマ4選

『30だけど17です』(2018年)

『30だけど17です』(SBS公式サイトより)

 17歳で交通事故に遭い、目覚めた時には30歳になっていた女性と、過去のトラウマから心を閉ざしてしまった男性の物語。 13年間の昏睡状態から目覚めた主人公ソリ(シン・ヘソン)と、彼女に恋をしていた青年ウジン(ヤン・セジョン)が、互いの正体に気付かぬまま再会し1つ屋根の下で暮らし始める。絶妙なボタンの掛け違いで物語が展開していくのが面白く、散りばめられた伏線をしっかり回収していくのが心地良い。笑って泣けてキュンとして、心が浄化されるような一作だと思う。

 アン・ヒョソプは、ボート部キャプテンのユ・チャンを演じる。ウジンとは、叔父と甥の関係性で、急遽同じ家で暮らすこととなる。彼のキャラクターを一言で表すと……“考えるな、行動しろ!”だと思う。直感的で熱血で、少し天然なところが堪らなく可愛い役柄だ。希望で光り輝く目が印象的で、あどけなさが一層チャンという役を際立たせる。ソリに惹かれながらもウジンを気遣う姿からは、もどかしさが伝わってくる。とにかく爽やかで真っ直ぐな青年を演じるアン・ヒョソプを、存分に味わえる一作。

『恋する指輪〜三つ色のファンタジー〜』(2017年)

『恋する指輪〜三つ色のファンタジー〜』(MBC公式サイトより)

 自分に自信を持てない主人公が、不思議な指輪を使って同級生と恋を始める物語。1話15分前後×12話の短編ドラマだ。容姿を気にする娘モ・ナンヒ(キム・スルギ)を見兼ねた母が、家系に代々伝わる“キレイになる指輪”を手渡すところから物語は動き出す。好きな男性にその指輪をはめてもらうと、相手の理想的な姿に見えるようになるというのだ。ぎゅっと見どころが凝縮されたような作品で、キュンキュンが止まらない一作だと思う。

 ナンヒが恋をした美術学部のイケメン大学生セゴン役が、アン・ヒョソプだ。容姿端麗で、どこか恋愛に本気になれずにいる設定となっている。魔法の指輪をはめたナンヒと出会い惹かれていく姿は、とにかく甘くて口元が緩んでしまう。本作は、ドラマの再生回数の公約を実現し、主演の2人がペアダンスを披露。息の合ったキレキレのダンスに加えて、後半のダンス練習風景のメイキングも見逃せない。

ダンス練習風景のメイキング

■配信情報
『社内お見合い』
Netflixにて独占配信中(全12話・毎週月曜日と火曜日に新エピソード配信)
演出:パク・ソンホ
脚本:ハン・ソリ、ホン・ボヒ
出演:アン・ヒョソプ、キム・セジョン、キム・ミンギュ、ソル・イナ、イ・ドックァ、キム・ヒョンスク、イム・ギホン、ユン・サンジョンほか
(写真はSBS公式サイトより)

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