『スター・ウォーズ』デス・スターなどのデザインを手がけたコンセプトアーティストが死去

 「Xウイング」や、「TIEファイター」「スター・デストロイヤー」「デス・スター」など、『スター・ウォーズ』の象徴的な宇宙船のデザインを手がけた、コンセプトアーティストのコリン・キャントウェルが、5月21日(米現地時間)に、米・コロラド州の自宅で亡くなった。90歳だった。

 キャントウェルは『スター・ウォーズ』での功績のほか、『2001年宇宙の旅』(1968年)や『未知との遭遇』(1977年)、『ウォー・ゲーム』(1983年)などの作品で、撮影特殊効果やCGデザインに関するコンサルティングを手がけたほか、SF小説『CoreFires1(原題)』、『CoreFires2(原題)』の執筆もしていた。

 サンフランシスコで生まれたキャントウェルは、カリフォルニア大学ロサンゼルス校でアニメーションの学位を取得した後、建築家のフランク・ロイド・ライトに招かれ、彼の建築学校に入学し、建築デザインを学んだ。

 ハリウッドに進出する以前より、並はずれたキャリアを積んでいたキャントウェルは、アメリカとソ連間の宇宙開発競争が起きていた1960年代、NASAのジェット推進研究所に勤務し、宇宙飛行についてより理解を深めるための一般向け教育プログラムを作成した。

 キャントウェルはまた、1969年に、ジャーナリストのウォルター・クロンカイトが人類史上初の月面着陸を報じた際にも重要な役割を果たしており、彼は、宇宙飛行士から得た最新情報をクロンカイトに伝え、クロンカイトはその情報をテレビの生放送で世界中に放送していた。

 キャントウェルの長年のパートナーであったシエラ・ドール(Sierra Dall)は、Instagramにて、「24年間、この素晴らしい男性と過ごすことができ、本当に幸運でした。私たちは、世界中を旅し、たくさんの素晴らしい友人に出会いました」と述べている。

 キャントウェルの訃報を受け、「偉大なるコリン・キャントウェル、ご冥福をお祈りします」「『スター・ウォーズ』での大きな功績に感謝します」「彼がいなければ、私たちが愛する『スター・ウォーズ』は、全く違うものになっていたでしょう。素晴らしいデザインをありがとう」「「TIEファイター」は、私のお気に入りでした。“フォースと共にあらんことを”」など、悲しみの声が寄せられている。

参考

https://www.hollywoodreporter.com/movies/movie-news/colin-cantwell-dead-star-wars-spacecraft-concept-artist-1235152043/
https://deadline.com/2022/05/colin-cantwell-dead-star-wars-spacecraft-designer-obituary-1235030105/

関連記事