エズラ・ミラー、ハワイでの逮捕報道後も『The Flash(原題)』降板なしか

 『ファンタスティック・ビースト』シリーズや『ジャスティス・リーグ』などで知られるエズラ・ミラーの米・ハワイ州での2度の逮捕により、降板が懸念されていた『The Flash(原題)』について、米ワーナー・ブラザースはミラーの降板を検討していないという情報が伝えられた。

 ミラーは、2022年3月下旬と4月中旬に、米・ハワイ州で2度逮捕され、1度目の逮捕は治安びん乱行為とハラスメント容疑、2度目の逮捕は第2級暴行罪容疑によるものであった。

 ミラーが主演を務めるDC映画『The Flash(原題)』は、2023年6月にアメリカ公開を控えているが、一連の事態を受け、ワーナー・ブラザースとDCの幹部は、3月30日(アメリカ現地時間)に緊急会議を開き、ミラーが関与する企画に関し、「一時停止」すると決定したことが伝えられていた。

 その後、多くのファンがミラーの今後について情報を求める中、ミラーが演じるフラッシュの代役説が浮上し、ディラン・オブライエンが候補として検討されているとも噂される事態となっていた。

 そのような状況の中、VarietyのAdam B. Vary記者は、「ワーナー・ブラザースは『The Flash(原題)』のミラー代役を考えていない」という情報を確認したことを、Twitterでシェアし、「『The Flash(原題)』は数カ月前に撮影終了しており、エズラ・ミラーは複数の作品でバリー・アレンを演じていることも注目すべきです。代役を立てるということは、映画全体を撮り直すことを意味するでしょう」と述べている。

 また、アメリカのレポーター・漫画家のグレース・ランドルフは、ディラン・オブライエンが代役を務める噂を否定する@FlashFilmNewsのツイートを引用する形で、「これは本当。ワーナー・ブラザースとミラーは、ミラーが最近ハワイを離れてから、話し合っています。また、この映画について、新たなテストスクリーニングは実施されていませんし、前作の評価も非常によかったですし……」とコメントしている。

 また、ミラーといえば、フラッシュ役のほかにも、『ファンタスティック・ビースト』シリーズのクリーデンス役としても知られている。ミラーの逮捕報道は、同シリーズの最新作『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』(2022年)の公開直前であったこともあり、一時は同作への影響が懸念されていたが、公開中止や延期などの影響はなかった。しかし、今後、同シリーズにおけるミラーへの影響については、未だ不明である。

参照

https://screenrant.com/flash-movie-ezra-miller-recasting-debunked-report/
https://www.screengeek.net/2022/05/09/the-flash-ezra-miller-replacement-dylan-o-brien/

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