『恋マジ』柊磨とひな子の関係に終止符 松村北斗と小野花梨が『カムカム』と真逆の役柄に
恋にはいつも嫉妬がつきまとう。相手を独占したい、自分だけを見てほしいーーそういう気持ちを抱いた瞬間から恋は始まるのかもしれない。だけど、同時に楽しさよりも苦しみが勝る時間の方が増えていく。
その前に自分の中で芽生え始めた感情から逃げた純(広瀬アリス)。『恋なんて、本気でやってどうするの?』(カンテレ・フジテレビ系)第4話では、純が気になって仕方がなかった柊磨(松村北斗)とひな子(小野花梨)の関係に終止符が打たれる。
松村北斗と小野花梨といえば、どちらも4月に最終回を迎えた連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』(NHK総合)に出演。上白石萌音演じるヒロインが恋に落ちる知的で穏やかな年上の男性・稔さんを演じた松村と、その二人の恋をアシストした気配り上手なヒロインの親友・きぬちゃんを演じた小野はどちらも視聴者の人気を博した。しかし、今回は二人とも真逆の役柄。特に小野は猫なで声で柊磨にすり寄り、SNSの匂わせ投稿で周りの女子をけん制する嫌な女を熱演し、反響を呼んでいる。
しかし、見方を変えれば、ひな子もまた恋に傷ついている一人の女の子なのだ。特定の彼女を作りたがらない柊磨に負担をかけたくなくて軽い女を演じていたが、本当はずっと一途に想い続けていた。柊磨が純を特別扱いし始めたことで危機感が募り、気持ちを爆発させてしまうひな子に共感せざるを得ない。そんなひな子と初めて対峙した純はようやく自分の本音に気づく。
「嫉妬むき出しで、人を蹴散らして、醜くて、どうしようもなくて。こんな自分嫌いだよ。なのに、やめられないの、好きでいるの」
そう言って泣きじゃくる純を柊磨は抱きしめ、何度もキスをする。主役はもちろん二人だが、目の前で好きな人が自分とは違う誰かに心奪われる瞬間を目撃したひな子の気持ちを思うといたたまれない。でも人の気持ちはコントロールできない、それが恋なのだ。