『鎌倉殿の13人』最も反響があったのは上総の死 小栗旬&制作統括に聞く撮影裏
『鎌倉殿の13人』において異様な人気を誇っているのが、伊東祐親(浅野和之)に仕える下人・善児(梶原善)である。頼朝と八重(新垣結衣)の幼い息子・千鶴丸、さらに義時の兄・宗時(片岡愛之助)と、次々とターゲットを鮮やかに殺していく、冷酷無比なアサシンだ。タイトルバックに「善児」の名前があるとネットがざわつくことを清水も把握しているようで、演じる梶原善の肉付け、さらに狙ってやらない三谷幸喜の脚本の妙を称賛しつつ、「彼は彼でドラマチックな物語を辿っていきます。誰も予想しないことが起こっていきますので、そこは注目していただければ」と期待を持たせた。
また、5月8日放送の第18回「壇ノ浦の戦い」は、通常オンエアのラストに組み込まれる「紀行」の2分間も本編に含んだ特別構成でのプログラムとなる。5月1日の第17回放送後から、先に第18回の「紀行」が先に公開となる異例の試みだ。清水は「義経が大活躍する壇ノ浦というスペクタクルを予備知識としてきちんと入れていただいた上で、第18回をお楽しみいただければと思っています」とその狙いについて説明した。
第18回では“八幡大菩薩の化身”と言われた義経(菅田将暉)の、かの有名な“八艘飛び”も登場。最終決戦が目の前に迫っている。
■放送情報
『鎌倉殿の13人』
NHK総合にて、毎週日曜20:00~放送
BSプレミアム、BS4Kにて、毎週日曜18:00~放送
主演:小栗旬
脚本:三谷幸喜
制作統括:清水拓哉、尾崎裕和
演出:吉田照幸、末永創、保坂慶太、安藤大佑
プロデューサー:長谷知記、大越大士、吉岡和彦、川口俊介
写真提供=NHK