鈴鹿央士×飯豊まりえ『夏へのトンネル、さよならの出口』ティザーポスター&特報映像公開

 八目迷の同名小説を映像化した劇場版アニメ『夏へのトンネル、さよならの出口』の公開日が9月9日に決定。あわせてティザーポスターと特報映像が公開された。

 ほしいものが手に入るという不思議なトンネル、“ウラシマトンネル”に足を踏み入れた少年少女のひと夏の物語を描いた本作。『デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆』『アクダマドライブ』の田口智久が監督を務め、キャラクター原案・原作イラストをくっか、制作を『映画大好きポンポさん』などを手がけた制作会社CLAPが担当した。

 掴みどころがない性格のように見えて過去の事故を心の傷として抱える塔野カオルと、芯の通った態度の裏で自身の持つ理想像との違いに悩む花城あんず。ふたりは不思議なトンネルを調査し、ほしいものを手に入れるために協力関係を結ぶ。主人公・カオルの声を鈴鹿央士、転校生・あんずを飯豊まりえが演じた。

 公開されたティザーポスターは、4月29日より全国の公開劇場にて掲出予定。また、同日に発売されるムビチケには、ティザーポスターと同じビジュアルを使用したクリアファイルが前売り特典として配布される。

映画『夏へのトンネル、さよならの出口』特報映像

 あわせて公開された30秒の特報映像では、「ぼくは、あの夏の君を取り戻す」「これは2人だけの秘密」「この世界を捨てたっていいと思った」「今日から私たちの共同戦線が始まる」「このトンネルに私たちの願いを叶えてもらうために」というカオルとあんずの意味深なやり取りが重ねられ、“ウラシマトンネル”という文字が浮かび上がる。タイトルにも入っている“ウラシマトンネル”とはいったい何なのか。カオルとあんずが叶えたい“願い”とは。謎を含んだ特報映像に仕上がっている。

 さらに、本作の劇伴を富貴晴美が担当することが新たに発表された。NHK大河ドラマ『西郷どん』、NHK連続テレビ小説『マッサン』、TVアニメ『ピアノの森』など30作品以上の音楽を担当してきた富貴が、本作のためにピアノ楽曲を書き下ろした。

富貴晴美 コメント

“ウラシマトンネル”があったら、私も塔野カオルと同じ選択をするだろう。
「最愛の人を取り戻したい」と共感した時、音楽が自然と頭の中で鳴り響いた。作曲をしている間、塔野カオルになりきっていたのかもしれない。
夢中で音楽を書いていたので、ウラシマトンネルに入ったように、数週間があっという間に感じた。それほど時間が経つのが早かった。
登場人物たちの繊細な気持ちを表現するために、ピアノを中心とした繊細なオーケストレーションを目指しました。映像美、音楽、全てにおいて幻想的なウラシマトンネルを体感しにきてください。

■公開情報
『夏へのトンネル、さよならの出口』
9月9日(金)公開
声の出演:鈴鹿央士、飯豊まりえ
監督・脚本:田口智久
原作:八目迷
キャラクター原案・原作イラスト:くっか
キャラクターデザイン・総作画監督:矢吹智美
色彩設計:合田沙織
美術監督:畠山佑貴 栗林大貴
撮影監督:星名工
CG:チップチューン
編集:三嶋彰紀
音楽:富貴晴美
音響監督:飯田里樹
制作プロデューサー:松尾亮一郎 
アニメーション制作:CLAP
配給:ポニーキャニオン 
(c)2022 八目迷・小学館/映画『夏へのトンネル、さよならの出口』製作委員会
公式サイト:https://natsuton.com/
公式Twitter:https://twitter.com/natsuton_anime

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