前田敦子×乃木坂46 清宮レイ特別対談 元AKB48センターから“後輩”に貴重なアドバイスも

 2012年の卒業まで国民的アイドルグループAKB48の不動のセンターとして活躍し、現在は俳優としてのキャリアを着実に積んでいる前田敦子。そんなAKB48の公式ライバルとして誕生した乃木坂46に4期生として2018年に加入し、26thシングル『僕は僕を好きになる』以降4作品連続で選抜入りするなど頭角を表している清宮レイ。そんな2人が、ジャルジャルが主演を務めるコメディ演劇『夢路空港』で初共演を果たした。そして今回、48グループと坂道シリーズの先輩後輩対談が実現。お互いの印象や、前田から清宮へのアドバイスなどを聞くことができた。【インタビューの最後には、サイン入りチェキプレゼント企画あり】

年齢が一回り違う2人、初共演の印象は?

ーー絶賛稽古中とのことですが、雰囲気はいかがですか?(※取材は4月7日に実施)

前田敦子(以下、前田):ライブ感をすごく大切にしている作品なので、普段の舞台の稽古とは全く違うやり方ですね。あまり固めずにやろうというスタンスなので、稽古の時間もそこまで長くとっていなくて。台本にそれぞれセリフはちゃんとあるんですけど、日常会話に近いトーンでしゃべってほしいと言われているので、そういう“生”な感じは強いかもしれません。

ーー主演:ジャルジャル、主催:ノーミーツ、脚本・演出:岩崎裕介(ノーミーツ)、そして特別協力:JAL(日本航空)という今回の企画の話を最初に聞いたとき、率直にどう思われましたか?

前田:ジャルジャルさんとJALがコラボするという、すごく耳に残るフレーズが書かれた企画書が送られてきたんです(笑)。「なにこれ、面白そう!」と思って、すぐにコンタクトを取らせてもらいました。私はもともとジャルジャルさんのことが好きだったので、お会いできてうれしかったですし、普段やられているコントとはまた違う形のお芝居でご一緒できるというのも楽しみでした。

清宮レイ(以下、清宮):私もジャルジャルさんとJALと聞いて、「え、ダジャレ?」って思いました(笑)。お話自体はめちゃくちゃうれしかったんですけど、前田さんをはじめ、この世界の方々と共演することが不慣れなもので、「私で大丈夫かな」という不安はありました。でも、飛行機が好きなので、その気持ちを大事にしながら楽しめたらいいなと思いました。

ーー今回はなんといっても、AKB48で長年センターを務められていた前田さんと、乃木坂46の現役メンバーである清宮さんのお芝居での共演が大きなトピックになっています。

前田:お会いするのは今回が初めてでした。現役の子と共演する機会はなかなかないんですけど、“乃木坂ちゃん”だなと思いました(笑)。優等生な感じで、話を聞いていても、まっすぐに真面目で。すごく清らかに育っているんだなと思いました。

清宮:まだバレていないだけかもしれません(笑)。そんなことないと思います……。

前田:あははは! 本当?(笑)

清宮:はい(笑)。私は前田さんのことを一方的に知っていたという感じで、“先輩”とも言えないぐらい遠い存在で。乃木坂の一番上の先輩でも遠い存在なのに、乃木坂の元となったAKBさんの1期生のセンターの前田さんは、雲の上の存在のようでした。

前田:18歳と30歳で、年齢も一回り違うもんね。

ーー実際に一緒にお芝居をしてみていかがですか?

前田:お芝居がすごく好きなんだろうなということは最初からわかりました。セリフもしっかり覚えてきていたので、私もすごく刺激を受けましたね。真面目に楽しんでいていいなと思いました。

清宮:今回、「あまり演劇っぽくない、ナチュラルなお芝居」と言われたときに、私はどうしたらいいかわからなかったんですけど、前田さんを見て、「あ! こういうことか!」と理解できたんです。リラックスしている自然体な感じがすごくて。足をパカパカ動かしたり、細かい仕草もとても参考になりました。

前田:みんなのことをすごくよく見てるよね(笑)。勉強熱心で真面目な子だなと思います。

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