2022.04.29 19:00

前田敦子×乃木坂46 清宮レイ特別対談　元AKB48センターから“後輩”に貴重なアドバイスも

文・取材＝宮川翔、写真＝池村隆司

“先輩”前田敦子から“後輩”清宮レイへのアドバイス

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ーー前田さんもAKB時代から個人でお芝居のお仕事をされていましたが、当時はどういう心持ちでやられていたんですか？

前田：正直、すごく違和感を感じていました。だから卒業がちょっと早かった部分があるんですけど。

ーー“違和感”というのは？

前田：“AKB48から来た前田敦子“という感覚が自分自身にどうしてもあって、「お邪魔します」という感じがずっと腑に落ちなくて。もちろん中途半端なことをしているわけではないんですけど、何か歯がゆさみたいなものを感じていて、どんどん卒業を意識するようになりました。

ーー清宮さんにもそういう感覚はありますか？

清宮：私の場合、すでに先輩がグループ外で1人で活躍されていることが多かったので、あまり感じないかもしれないです。

前田：そうだよね。最初からモデルをやっている子とかもいっぱいいたもんね。

清宮：モデルもそうですし、お芝居をやったりしているのも見ていたので、そこまで違和感を感じることはないですね。ただ、前田さんがおっしゃるように、「お邪魔します」という感覚はすごくわかります。それは絶対に取れない何かがある気がします。

前田：でも乃木坂ちゃんたちって、すごく柔軟にいろいろな可能性に挑戦できる場所だと思う。だから、無理に卒業する必要も全然ないんじゃないかなと思っていて。年齢も上がっているじゃない？

清宮：いま一番上の秋元真夏さんが28歳です。

前田：そうだよね。そのおかげで、アイドルの寿命がすごい伸びたんじゃないかなと私は客観的に思っていて。私は21歳で卒業してるんだけど、当時は「20歳を過ぎるとちょっと……」という感覚が普通にあったから。でも乃木坂ちゃんたちは、20歳を過ぎても全然現役でみんなかわいいじゃん。

清宮：ありがとうございます（笑）。

前田：だから、かわいければいいと思う（笑）。もう年齢とか全然関係なくなってきてるから、自分の年齢には焦らないでほしい。いま18歳だったら、まだあと10年は全然いられるから（笑）。せっかく乃木坂という素敵な場所にいるんだったら、これからの可能性をゆっくり考えながら、自分の好きなことにちょっとずつチャレンジしてみて、一番やりたいことは何なのかをゆっくり考えていけばいいんじゃないかな。

ーー前田さんは、それがお芝居だったということですよね。

前田：そうですね。私はゆっくりじゃなくて、ちょっと生き急いでいた部分があるので（笑）。それは焦らないでほしいなと思います。

ーー清宮さんはいま、何かチャレンジしてみたいことはあるんですか？

前田：お芝居だよね？

清宮：お芝居はやりたいですね。

前田：えー、もっとやっていったらいいのに。

清宮：いままでは「やりたい」と言える自信もなくて、あまり言えていなかったんですけど……。

前田：言ったもん勝ちだよ！

清宮：周りの人たちにもめちゃくちゃそう言われて。「やりたいことはちゃんと言いなさい」と。

前田：そう、口に出すのが一番だよ。言霊だよ、言霊（笑）。

清宮：じゃあ言っておきます（笑）。お芝居やりたいです！

前田：ね、ここで言っとこう。お芝居の中でも何が好きなの？

清宮：私は映画とかドラマとか挑戦してみたいなと思ってます。

前田：学園ドラマとかいいかもね。せっかくだったら、ゴールデンの学園ドラマとかに出てほしい。

清宮：すごく憧れます。夢ですね。これからの目標にしたいと思います！

■公演情報
『夢路空港』
生配信：4月16日（土）深夜24:00開演
アーカイブ配信：公演後～5月8日（日）23:59
キャスト：ジャルジャル（後藤淳平、福徳秀介）、前田敦子、荒牧慶彦、清宮レイ（乃木坂46）、坂口涼太郎、平田敦子
脚本・演出：岩崎裕介（ノーミーツ）
公演時間：約70分
特別協力：日本航空株式会社
主催：吉本興業株式会社、株式会社Meets、株式会社ゴラク
公式サイト：https://no.meets.ltd/yumejikuko/