『ファンタビ』エズラ・ミラー、ハワイで再逮捕 釈放後も引き続き調査対象に

 『ファンタスティック・ビースト』シリーズなどで知られるエズラ・ミラーが、米・ハワイ州で再び逮捕されたことが複数の米メディアで報じられた。

 ミラーは、2022年3月28日(アメリカ現地時間)、ハワイ州・ホノルルのカラオケバーで、治安びん乱行為とハラスメントの容疑で逮捕・起訴され、その後、保釈金を支払い釈放された。また、別件ではハワイ州・ヒロに住む夫婦から、脅迫と窃盗の容疑で、一時的な接近禁止命令を申し立てられたことも報じられていた。

 前回の逮捕(参考:『ファンタビ』クリーデンス役のエズラ・ミラーが逮捕 治安びん乱行為&ハラスメント容疑)より4週間弱後の逮捕となった今回の事件は、2022年4月19日(アメリカ現地時間)、ハワイ島東部プナ地区、パホアの住宅で起きた。

 現地警察の報告によると、通報があったのは同日午前1時過ぎ。個人宅での会合に参加していたミラーは、その場から出ていくように言われたことに腹を立て、椅子を投げ、投げた椅子が26歳の女性の額にあたり、ハーフインチ(1.27cm)ほどの傷を負わせたという。

 その後、同日午前1時半ごろ、パホアから20kmほど離れケアアウで発見されたミラーは、第2級暴行罪の容疑で逮捕され、同日午前4時過ぎに釈放されたが、引き続き調査が行われる予定。

 ミラーは、DC映画『The Flash(原題)』で主演を務め、2023年6月にアメリカ公開を控えている。しかし、一連の事態を受け、2022年3月30日(アメリカ現地時間)には、ミラーの今後について話し合うため、ワーナー・ブラザースとDCの幹部による緊急会議が開かれ、会議では、ミラーが関与する企画を「一時停止」することが決定したと伝えられていた。今回のミラーの逮捕に関し、ワーナー・ブラザースはコメントを控えている。

 また、ある関係者はローリング・ストーン誌で、2021年の『The Flash(原題)』の製作中、ミラーは頻繁に「精神崩壊(メルトダウン)」していたと語っている。また、ミラーは、撮影現場で平静を失うこともあったようで、関係者は「エズラは自分の頭の中に考えが浮かび、『自分が何をしているのか分からない』と言っていた」と述べている。

 現在公開中の『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』にも出演しているミラー。ネット上では、ミラーを厳しく非難する一方、「彼には助けが必要」「被害者もミラーも適切なケアを受ける必要がある」など、ミラーを心配する声も集まっている。

参照

https://www.indiewire.com/2022/04/ezra-miller-arrested-hawaii-1234718050/
https://www.hawaiinewsnow.com/2022/04/19/ezra-miller-actor-who-played-flash-arrested-again-hawaii-island/
https://deadline.com/2022/04/flash-ezra-miller-arrested-hawaii-1234989883/

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