青木崇高、無骨な侍を演じさせたら右に出る者なし 『鎌倉殿の13人』木曽義仲は当たり役に
また、青木の主演ドラマ『連続ドラマW 邪神の天秤 公安分析班』(WOWOW)も現在放送中。麻見和史の小説をドラマ化したクライムサスペンス『分析班』シリーズの最新作で、警視庁捜査一課十一係から公安部に異動した青木演じる刑事の鷹野秀昭にスポットが当てられる。
戦慄の猟奇殺人が起きる背景と、その犯人とのスリリングな攻防戦はもちろん、ギリギリに追いつめられた中での仲間との関係性の変化など、鷹野秀昭のキャラクターにこめられた複雑なメッセージがファンの心をがっちりと掴むのだろう。
一見粗野なイメージを与えそうな役柄でも、純粋さや繊細さ、誠実な真心を体現できる俳優として、活躍の場を広げてきた青木崇高。今回の『鎌倉殿の13人』でも、格好良さだけではない、父として、仲間たちを束ねるリーダーとして、尊敬できる強さと包容力を兼ね備えた新しい木曽義仲像を作りあげてくれている。強いだけではない、仲間を大切にして揺るぎない信頼関係が築けるリーダーが求められる今、青木崇高演じる木曽義仲に熱い視線が注がれる。
■放送情報
『鎌倉殿の13人』
NHK総合にて、毎週日曜20:00~放送
BSプレミアム、BS4Kにて、毎週日曜18:00~放送
主演:小栗旬
脚本:三谷幸喜
制作統括:清水拓哉、尾崎裕和
演出:吉田照幸、末永創、保坂慶太、安藤大佑
プロデューサー:長谷知記、大越大士、吉岡和彦、川口俊介
写真提供=NHK