堀田真由、怖いもの知らずで突き進んでいた学生時代からの変化 「常にチャレンジ精神を」

 現在放送中の『連続ドラマW 正体』(WOWOW)に続き、4月からはヒロイン役を務める4月期の土ドラ『クロステイル ~探偵教室~』(東海テレビ・フジテレビ系)の放送も控え、NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』にも登場することが決まっているなど、大活躍中の堀田真由。現在公開中のアニメーション映画『ブルーサーマル』では、オーディションで役を射止めた空に恋をした大学の体育会航空部に所属する主人公・都留たまき(通称:つるたま)役で、声優に初挑戦している。そんな引っ張りだこの彼女に、初の声優の経験から自身の学生時代についてまで、話を聞いた。【インタビューの最後には、コメント動画&サイン入りチェキプレゼント企画あり】

「声だからこそできた部分がある」

ーーリアルサウンド映画部に登場していただくのは、昨年放送された第32回フジテレビヤングシナリオ大賞『サロガシー』でのインタビュー(参考:堀田真由、代理母出産描く初主演ドラマに込めた思い 「考えるきっかけになってくれれば」)以来、約1年ぶりとなります。今後も大河ドラマ『鎌倉殿の13人』、『クロステイル ~探偵教室~』などへの出演が決まっており、大活躍ですね。

堀田真由(以下、堀田):本当にありがたいことに……。実はいま、『鎌倉殿の13人』と『クロステイル』を並行して撮っているんです。探偵をやっている日と鎌倉時代にいる日が行ったり来たりしているので、自分自身でもなかなか幅広いなと思いながらやらせていただいてます(笑)。

ーー『ブルーサーマル』では声優に初挑戦されました。堀田さんにはあまりアニメのイメージがなかったのですが、アニメはお好きなんですか?

堀田:昔はジブリの作品を観たりしていたんですけど、最近はあまり観る機会がなくて……。久々に観たのが『呪術廻戦』でした。

ーーTVアニメの方ですか?

堀田:はい。劇場版の方はまだ観に行けてないので、行けたらいいなと思っているんですけど、TVアニメはすごく面白かったです。もともと兄が『NARUTO』や『ONE PIECE』、『MAJOR』などの漫画やアニメが好きだったので、一緒に観る機会が多かったんです。大人になってアニメからちょっと離れてしまった時期があったんですけど、今回アニメーションの声優をやらせていただく機会をいただいて、改めてアニメーションの面白さに気づくことができました。

ーーつるたま役はオーディションで決まったんですよね。

堀田:これまでも声優のオーディションは何度か受けたことがあったんですけど、そのほとんどが、映画の内容をほぼ知らされてない状態で、ただセリフを読むというものでした。でも今回の『ブルーサーマル』は、“こういう作品にしたいです”ということが書かれた、プロットのようなものを先にいただいたんです。その時点から、スタッフの皆さんがこの作品にかける熱量みたいなものを感じて、オーディションも絶対に受けたいし、私がつるたまの役をできたらいいなと思って臨みました。

ーー堀田さんが演じるつるたまは、堀田さんの声だと言われないとわからないほど、ものすごく作品世界に溶け込んでいました。

堀田:ありがとうございます。周りの友達にもすごい言われました。

ーーそこは自分自身で意識的に変えようと思ったんですか?

堀田:というか、つるたまのような天真爛漫な女の子の役を、実写のほうであまりやったことがなかったというのが大きいかもしれません。

ーーなるほど。たしかにそうですね。どちらかというと大人なイメージというか。

堀田:そうですね。実写のほうは、大人っぽい役だったり落ち着いた役だったり、明るさだけでは突破できない役のほうが多かったりします。なので、もしこの作品が実写だったら、私はつるたま役ではないんだろうなと思っていました(笑)。そういう意味でも、声だからこそできた部分があるなと思っていて。初めてこの作品を試写で観たとき、一緒に観た事務所の方にも「こんな声が出るんだ」と言っていただいたんですけど、私自身も、エンドロールで自分の名前が出るまで、つるたまの声が私だということをどこか忘れていて。それくらい自分じゃないみたいで驚きでした。

関連記事