『ウエスト・サイド・ストーリー』レイチェル・ゼグラー、アカデミー賞授賞式に招待されず

 『ウエスト・サイド・ストーリー』で、ヒロインのマリア役を演じたレイチェル・ゼグラーが、第94回アカデミー賞授賞式に招待されていないことが、彼女のInstagramを通して明らかになった。

 スティーヴン・スピルバーグ監督による『ウエスト・サイド・ストーリー』は、第94回アカデミー賞で、作品賞、監督賞、助演女優賞(アリアナ・デボーズ)、撮影賞、美術賞、衣装デザイン賞、録音賞の7部門にノミネートされており、ゼグラー個人のノミネートはないものの、ヒロインを演じた彼女も授賞式に参加するものだと思われていた。しかし、あるファンからのコメントをきっかけに、ゼグラーは、授賞式に招待されていないことを明かした。

 3月20日(アメリカ現地時間)、ゼグラーは、英国アカデミー賞授賞式に出席した際のドレス姿を、自身のInstagramに投稿。ゼグラーの投稿に対し、あるファンが「オスカー授賞式で、どんなドレスを着るのか楽しみ」とコメントすると、ゼグラーは「私は招待されていません。なので、スウェットパンツと、恋人のフランネルシャツを着て見守ります」と返信し、授賞式に招待されていないことを告白。

レイチェル・ゼグラー公式Instagramより

 ゼグラーの告白に対し、ファンからは「冗談でしょ……」「重要な役を演じたのに」「7部門にノミネートされている作品の、ヒロインが招待されていないってどういうこと?」など、ショックを受けるコメントが多数書き込まれた。

 ゼグラーはさらに、「分からないけれど、招待されることはないみたいです。私は、『ウエスト・サイド・ストーリー』をソファから応援し、3年前に精一杯頑張ったことを、誇りに感じたいと思います。最後にミラクルが起き、現地で祝福できたらいいのですが、こういうこともありますね。皆さんのショックや怒りなど、さまざまな想い、ありがとうございます。私も非常に残念です。でも大丈夫! 私はこの映画を誇りに思っています!」と前向きな姿勢を見せた。

 本件に関し、異議を唱えているのはファンだけではない。1961年の『ウエスト・サイド物語』でリフ役を演じたラス・タンブリンは、自身のTwitterで「レイチェルにアカデミー賞の席を設けるのは、あなた方(アカデミー賞)の義務です。どうか彼女のために正しい行いをして下さい」と主張している。

 ゼグラーに対する励ましなど、多数の応援メッセージが寄せられる中、彼女は自身のTwitterからも「たくさんのサポートありがとうございます。このような前例のない時代の中、映画の魔法を叶えるために、舞台裏ではたくさんの仕事が行われています。(ありがたいことに、現在ロンドンで撮影している作品も同様に)授賞式も同じです。プロセスを尊重しましょう」と、呼びかけた。

 CNNが本件を報道するとともにアカデミー賞側にコメントを求めたものの、返事はなかったそうだ。また、スピルバーグ監督は、3月19日(アメリカ現地時間)に開かれたPGAアワード座談会(PGA Awards breakfast)にて、「プロデューサーとして関わることはあっても、今後のキャリアでミュージカル映画を監督することはもうないでしょう」とコメントしており、本作はスピルバーグ監督が最後に手掛けるミュージカル映画となるかもしれない。第94回アカデミー賞受賞式は、3月27日(アメリカ現地時間)に開催される。

参照

https://www.buzzfeednews.com/article/leylamohammed/rachel-zegler-snubbed-oscars-west-side-story-latinx
https://www.nbcnews.com/pop-culture/pop-culture-news/west-side-story-star-rachel-zegler-says-wasnt-invited-oscars-rcna20861
https://www.latimes.com/entertainment-arts/movies/story/2022-03-21/oscars-2022-rachel-zegler-west-side-story-russ-tamblyn
https://variety.com/2022/awards/news/steven-spielberg-pga-awards-2022-breakfast-1235209794/

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