『となりのチカラ』上戸彩、4分にも渡る見事な長台詞 チカラは最大の難問をどう解決?

 松本潤が主演を務める『となりのチカラ』(テレビ朝日系)の物語が佳境に入っている。

 チカラ(松本潤)の妻・灯(上戸彩)が「これ以上チカラくんといたくないの」と静岡の実家に帰るというまさかの展開となった前回。第7話ではチカラが「家庭崩壊」「離婚危機」という自らの問題に立ち向かっていく。

 縦軸となるのは、灯がなぜ家を出て行ったのかだ。チカラは人生で最大にパニクりながら、「仕事で疲れていたみたいだし、久しぶりに実家でゆっくりしたいはずだ」「ドッキリだったんだよ。嘘ピョーンって言って、現るぞ」と現実逃避。愛理(鎌田英怜奈)、高太郎(大平洋介)と2人の子供たちのアドバイス(入れ知恵)を受け、灯の説得に乗り出すが最終的には口癖の「ドゥーユーアンダスタン?」すら飛び出さない、何も言わなくなるモードにまでチカラは灯を怒らせてしまう(ちなみにこの第7話で、チカラはキレるとトイレに閉じこもってしまうことが明かされる)。

 チカラが答えを見つけるのは、清江(風吹ジュン)の一言からだ。チカラの隣には誰よりも幸せな奥さんがいるーーマンションの住人の問題にばかり首を突っ込んで、自分の家の問題を客観視できていなかったのだ。「やっと分かったんだ、怒ってる理由」チカラがそう言って、シーンは大学を卒業して1年後、灯と久しぶりに再会した時に遡る。彼女と1秒でも長くいたい思いと父を亡くしたばかりの不安から、ファミレスで灯と話し込むチカラ。その時はお返しにと、灯の愚痴や不満を朝まで聞いていたチカラだったが、いつの間にか世界で一番大切な人がすぐそばで苦しんでいることすらも気付かなくなってしまっていた。

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