『鬼滅の刃』遊郭編、宇髄の“譜面”をはじめ神作画の連発 最終回は45分拡大版に

 『鬼滅の刃』遊郭編、第10話「絶対諦めない」では、ついに妓夫太郎・堕姫兄妹とのバトルのクライマックスを迎える。絶対絶命だった第9話から一転し、炭治郎、伊之助、善逸、そして宇髄が最後の力を振り絞り、見事な一撃を見せていった。

『鬼滅の刃』公式サイトより

 第10話はバトルシーンが“ド派手”だった。まず、宇髄の「譜面が完成」した場面である。

 死亡したと思われていた宇髄は炭治郎が妓夫太郎に刺される危機的状況で復活し、再び戦いに戻る。一瞬にして妓夫太郎の刀をはじき、炭治郎をかばいながら妓夫太郎と交戦していく宇髄。その攻撃の威力や素早いスピードからは、先ほどまで横たわっていたとは考えられないほど回復しているように見えた。

「“譜面”が完成した! 勝ちに行くぞ!」と意気揚々と叫ぶ。

 そして次の瞬間、宇髄の耳がズームで映し出され、彼の脳内に入っていく。あちこちに点在している数字が一直線で結ばれている様子から、妓夫太郎の攻撃パターン(リズム)を読み取り、分析したことがわかる。これが宇髄が言っていた“譜面”だ。

 そしてその譜面通り妓夫太郎の次の攻撃が読めている宇髄は、余裕な表情で攻撃をかわし、「読めてんだよ、テメェの汚ねえ歌はよお!」と確実に妓夫太郎へと迫る。

 だが怒りの頂点にいる妓夫太郎も、宇髄に怯むことなく交戦していく。両者は激しくぶつかり合い、画面いっぱいに斬撃のエフェクトが映り込む。そのスピードは早すぎて目で追いつかないほどだ。周囲の建物が破壊されていく様子から攻撃の威力の大きさがわかる。

 やがてバトルはクライマックスへ。宇髄が妓夫太郎の腹を刺し動かないよう抑えているところへ、炭治郎が飛び込んでいく。固く、一筋縄では斬れない妓夫太郎の頸に炭治郎は全身の力を使って入刀する。額のあざや髪が燃え、顔つきが変わっている様子から、なんとしてでも頸を斬ろうとする炭治郎の諦めない執念が伝わってきた。

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