リドリー・スコット新作からジョディ・カマーが降板 代役にヴァネッサ・カービーが抜擢
リドリー・スコット監督が現在制作を進めている最新作『Kitbag(原題)』に出演予定だったジョディ・カマーが降板。代役として『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』のヴァネッサ・カービーが出演することがThe Hollywood Reporterなどによって報じられた。
本作は、フランスの皇帝ナポレオン・ボナパルトを描いた伝記映画で、ホアキン・フェニックスが主演を務める。ナポレオンの生い立ちから権力を手にするまでの軌跡や、妻ジョゼフィーヌとの関係に焦点を当てて描いた物語であり、カービーはカマーが演じる予定だったジョゼフィーヌ役に抜擢された。
カマーは、スコット監督の『最後の決闘裁判』(2021年)に出演しており、『Kitbag』でも引き続き起用される予定であった。もともと本作は1月下旬からヨーロッパで撮影開始予定だったものの、感染状況の拡大によりスケジュールが遅延。そしてカマーは4月から出演予定の舞台『Prima Facie』のために3月からリハーサル入りする必要があったため、そういったパンデミック関連の影響によるスケジュール変更の影響で降板を余儀なくされたとのこと。
カマーは、The Hollywood Reporterのポッドキャストにて、「残念ながら、コロナウイルス感染拡大の影響とスケジュール変更の都合により、『Kitbag』への参加は難しいと思います」と語り、プロジェクトに参加し続けられなくなった展開に対して「最悪」と発言している。以前、本作への出演が決定した際に、米Variety誌に対して「リドリーと彼のチームと再び仕事をするチャンス、また、心から尊敬するホアキンと共演する機会に飛びつきました」と、 スコット監督のプロジェクトに再び参加できる喜びを語っていただけに、本人にとっては残念なことだろう。
なお、カービーのキャスティング報道は、カマーの降板報道が報じられた数時間後に公表された。
参照
‘Killing Eve’ Star Jodie Comer Confirmed for Ridley Scott’s ‘Kitbag’ Opposite Joaquin Phoenix
Vanessa Kirby to Replace Jodie Comer in Ridley Scott’s ‘Kitbag’
Jodie Comer Exits Ridley Scott’s Napoleon Drama ‘Kitbag’ (Exclusive)
'Kitbag': Jodie Comer Exits Ridley Scott's Napoleon Movie Weeks Before Scheduled Filming Start