【ネタバレあり】『ヴェノム』続編のエンドクレジットを解説 今後の動きはどう変化する?

 こんにちは、杉山すぴ豊です。ここ最近のマーベル、DCのアメコミヒーロー映画まわりのニュースや気になった噂をセレクト、解説付きでお届けします!

 今回のこのコラムには『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』の極めて重大なネタバレが書かれています。したがって『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』を観終わった方のみを対象としています。

 『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』には、昨今のアメコミ映画ですっかり恒例となった、エンドクレジットの途中のおまけシーンが挿入されています。

 前作『ヴェノム』の時は後にアカデミー賞を獲るアニメーション映画『スパイダーマン:スパイダーバース』の1シーンが流れました。『ヴェノム』を利用して『スパイダーバース』の宣伝をしたともいえるのですが、この『スパイダーマン:スパイダーバース』の映像が流れる前に、「そのころ別のバース(世界)では」という前フリがあったことがポイント。つまり『ヴェノム』の舞台と『スパイダーマン:スパイダーバース』で描かれた世界はマルチバース(アメコミにおけるパラレルワールド的な概念)の関係だと言っているわけです。

 そして今回の『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』ではさらにすごいことが起こります。ヴェノムたちのいる世界と他の世界がつながってしまう。その世界はピーター・パーカー/スパイダーマン(演じるのはトム・ホランド)がいる世界、つまりマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の世界なのです。ヴェノムが観るテレビのニュースには、『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』での衝撃シーン=スパイダーマンがピーター・パーカーであると暴露されてしまうシーンが映っているのですから。アメコミヒーロー映画好きにとっては“よもやよもや”の事態が発生したといっても過言ではありません。

 このシーンがなぜ衝撃的なのか? 次ページでその理由を箇条書きにして説明しましょう。

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