『シャン・チー』続編製作決定 監督はデスティン・ダニエル・クレットンが続投へ

 シム・リウ主演のMCU映画『シャン・チー/テン・リングスの伝説』の続編が製作されることが決定した。前作に引き続き、デスティン・ダニエル・クレットン監督が再び脚本と監督を担当する。

 クレットン監督は、マーベル・スタジオと米Huluにてローンチされた有色人種のクリエイターによるコンテンツブランド「Onyx Collective」とオーバーオール契約を結び、二社の作品プロジェクトへも携わることが可能となった。また、クレットン監督は、現在『シャン・チー』続編以外にも、ディズニープラスでMCU新シリーズ企画に取り組んでいるという。

 『シャン・チー/テン・リングスの伝説』(2021年)は、世界興行収入4億3190万ドルを記録したマーベル・スタジオのヒーロー映画。マーベル映画初のアジア系ヒーローを主役とし、主演のシム・リウのほかにも、オークワフィナ、トニー・レオンなどのアジア系キャストが出演し、新たな試みとして画期的な作品となった。

 フリーフォーム(Freeform&Hulu’s Onyx Collective)のタラ・ダンカン社長は、「デスティンは、非の打ち所がないセンスをもつ、創造性にあふれた作家です。今後も作品を展開していくなかで、彼のユニークなアイデアは、世界中の視聴者に向けたエキサイティングなコンテンツづくりを手助けしてくれるでしょう」と述べている。

 また、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長は、「デスティンは、『シャン・チー/テン・リングスの伝説』に、独自の視点とスキルを取り入れた、素晴らしい協力者です。この映画で彼と共に素晴らしい時間を過ごしました。彼はディズニープラスをより活気づけるための魅力的なアイデアをたくさん持っています。デスティンとさらなる関係性を築けることが楽しみですし、始めるのが待ち遠しいです」と述べた。

 クレットン監督は、「ケヴィンと、マーベル・スタジオのチームと一緒に『シャン・チー』を製作したことは、私の人生において重要な一部分となりました。また、タラの『Onyx Collective』に対するビジョンには、大変興奮しています。このコミュニティで、新しいストーリーを探求し、新たな世界をつくりあげていくことが待ち遠しいです」と語っている。

 また、続編製作決定について、主演のシム・リウは自身のTwitterで、「大コケしたのに、続編だって!」とユーモアを交えたツイートで発表している。

参照
‘Shang-Chi’ Sequel in the Works With Filmmaker Destin Daniel Cretton

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