『半妖の夜叉姫』犬夜叉一行の登場が大きな話題に せつなは初めての経験に戸惑う

 TVアニメ『犬夜叉』シリーズのスタッフが手掛ける新たな戦国御伽草子『半妖の夜叉姫』。12月4日に放送された第34話「決戦の朔(前編)」では、回想シーンで久しぶりに犬夜叉一行が登場し、大きな話題となっている。

 お家騒動解決のため、故郷である狸穴島に帰った竹千代の助太刀として雇われたもろはが目指すのは、打倒・狸穴将監。彼は大家老として竹千代の弟である菊之助に家督を継がせ、裏で実権を握ろうとしていた。しかし、問題は将監が繰り出す技「天地返し」。もろはがどんなに威力のある必殺技「紅龍破」を放っても、天地返しに遭えば一瞬で吹き飛ばされてしまう。

 対抗策を考える竹千代ともろはは、八衛門狸に犬夜叉たちと古狸妖怪・満月狸を封印した時の話を聞くことに。遡ること十数年、弥勒と共に放浪の旅に出かけていた八衛門狸は先代の葬儀をきっかけに故郷へ帰る。将監をはじめとした家老たちが集まる中、着物に身を纏ったかごめと珊瑚が突然登場した。

 2人が舞を披露し、気分を良くした将監は「これより狸穴家はこの狸穴将監が一切を取り仕切る!これまで以上の年貢を取り立てることにする!」と宣言。異議を申し立てる家老たちは満月狸の力を使って亡き者に。すっかり本性を表した将監の前に立ちはだかったのは犬夜叉一行改め、「阿波の八衛門狸と愉快な仲間たち」だ。

 犬夜叉が将監に一矢報いるも、幻術による美女に惑わされる弥勒。その横で、妻の珊瑚は弥勒に冷めた視線を送る。戦いの中でも失われない、犬夜叉たちの和気あいあいとした雰囲気が懐かしい。彼らの強さもまた健在で、かごめは見事に自身の矢で満月狸を封印。かごめの無事を確認し、ホッとしたように微笑む犬夜叉の姿も印象的だった。

 しかしながら、肝心の将監については取り逃がしてしまった一行。その後、将監は満月狸の封印を解いて狸穴家を牛耳ることになる。竹千代はそんな将監に命を狙われ、弥勒の手で屍屋の獣兵衛に預けられたのだった。知っての通り、かごめと犬夜叉は黒真珠の中に閉じ込められている。今や両親が成し遂げることのできない将監の征伐に娘のもろはが立ち向かんとする展開がアツい。物怖じしない姿勢や朗らかさをかごめや犬夜叉から引き継いだもろはの活躍に期待が高まる。

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