ディズニー『ミラベルと魔法だらけの家』が全米興行1位に 『ハウス・オブ・グッチ』も好調
ディズニー・ミュージカル映画の新作『ミラベルと魔法だらけの家』が現地時間11月24日にアメリカで公開され、750万ドルのオープニング成績を記録した。
本作は、魔法の力を与えられた不思議な家に暮らす少女・ミラベルを描いた物語。エミー賞、グラミー賞、トニー賞など、数々の賞を受賞したリン=マニュエル・ミランダが、本作のすべての楽曲を手がけている。サンクスギビングデー期間に公開されたアニメ映画としては、あまり好調なスタートとはならなかったが、今後5日間で3500万ドルから4000万ドルの興行収入が見込まれている。
ディズニーはこれまで、パンデミックの影響もあり、『ブラック・ウィドウ』や『ジャングル・クルーズ』などの作品を、劇場と動画配信サービス(ディズニープラス)で同時に公開する、デイ・アンド・デイト戦略を実施してきた。
しかし、『ミラベルと魔法だらけの家』は劇場先行公開となり、今年のディズニー映画のなかで、デイ・アンド・デイト戦略ではない方法で公開された2つ目の作品となる。
同日の興行収入では、『ミラベルと魔法だらけの家』に次いで、ソニー・ピクチャーズ配給『ゴーストバスターズ/アフターライフ』が540万ドルを記録し2位の結果となった。週末までの累計興行収入は8670万ドルに達すると予想されており、10日間の記録としては、ポール・フェイグ監督の『ゴーストバスターズ』をわずかに(約1%)上回ることになると予想される。
続く3位には、レディー・ガガが主演を務め、アダム・ドライバー、ジャレッド・レト、アル・パチーノらが出演する『ハウス・オブ・グッチ』がランクイン。アメリカ公開初日に420万ドルを記録し、ホリデーシーズンのファミリー向け映画が公開されるなか、堅実なオープニング成績となった
『ハウス・オブ・グッチ』の見込み成績は、3日間で1430万ドル、5日間で2170万ドルとみられており、リドリー・スコット監督の前作『最後の決闘裁判』の興行収入を上回ると予想されている。
なお日本では、『ハウス・オブ・グッチ』が2022年1月14日、『ゴーストバスターズ/アフターライフ』が2022年2月4日に公開される。
■公開情報
『ミラベルと魔法だらけの家』
全国公開中
監督:バイロン・ハワード、ジャレド・ブッシュ
音楽:リン=マニュエル・ミランダ
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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