堤真一&石田ゆり子、『妻、小学生になる。』で再び夫婦役に 蒔田彩珠、毎田暖乃も出演

 堤真一が主演を務める2022年1月期のTBS金曜ドラマ『妻、小学生になる。』の追加キャストとして、石田ゆり子、蒔田彩珠、毎田暖乃の出演が発表された。

 本作は、芳文社『週刊漫画TIMES』に連載中、村田椰融による累計発行部数130万部(紙+電子)を超える同名漫画をドラマ化するもの。主人公の新島圭介を、2006年に放送された『セーラー服と機関銃』以来16年ぶりのTBSドラマ出演となる堤が演じる。脚本を手がけるのは、『凪のお暇』(TBS系)、『おカネの切れ目が恋のはじまり』(TBS系)の大島里美。

 10年前に愛する妻を失い生きる意味を失った夫とその娘が、思わぬ形で妻(母)と奇跡の再会。妻(母)は生まれ変わり、10歳の小学生の女の子に。夫と娘はそんな妻(母)の姿に戸惑いながらも、10年ぶりに彼女に尻を叩かれ、叱咤激励される。

 10年前に他界した妻・新島貴恵役に石田、圭介と貴恵の一人娘・新島麻衣役に蒔田、生まれ変わった圭介の妻で10歳の白石万理華役に毎田が決定した。

 貴恵は人気の洋食屋に勤めているシェフ。料理上手で、家族を心から愛し、手のかかる夫と娘の世話を焼く、家族にとって太陽のような存在だ。10年前に他界したが生まれ変わり、小学生の姿で圭介と麻衣の前に現れる。石田と堤は、2021年公開の映画『望み』以来の夫婦役での共演となる。

 圭介と貴恵の一人娘・麻衣は、もともと内向的な性格だったが、母が突然亡くなり、母から生きる術を学べないまま大人になってしまった。高校卒業後は就職したものの、現在は無職の20歳。恋愛にも消極的で、自分の人生を歩まなければいけないとわかってはいるが、将来に夢や希望を持てないでいる。蒔田は2021年度前期のNHK連続テレビ小説『おかえりモネ』で主人公の妹役を演じていた。

 2020年度後期のNHK連続テレビ小説『おちょやん』で、主人公の幼少期と姪の二役を演じ分けていた毎田が本作で演じるのは、10年前に他界した貴恵の生まれ変わり。姿は小学生だが、中身は大人という役どころとなる。白石万理華として生きていたある日、10歳の誕生日を前に、自分が「新島貴恵」であると突然思い出す。住んでいた新島家を訪ね、夫と娘に再会。自分の死を引きずったままの二人の尻を叩いていく。

コメント

石田ゆり子

原作を読み、なんて素敵なファンタジーなのだろう!と参加できることをとても幸せに思いました。
私の演じる新島貴恵さんという人は太陽のように明るく、周りにいる人みんなを幸せにするような人。その根本にあるのはきっと、絶対的な母性。そのことだけを心の奥にしっかりと留めて、生き生きと演じたいと思います。生まれ変わった貴恵を演じる毎田暖乃さんと二人で一つの役を演じるつもりで、自分が映っていなくても現場に顔を出そうと思っております。そのときは邪魔にならないようにひっそり現場にいるつもりです。
主演の堤真一さんとは、二回目の共演で、前回も夫婦でした。私がどんな芝居をしてもどーんと受け止めてくださる堤さん。またご一緒できることが楽しみでなりません。
金曜の夜のひととき、上質なファンタジーをお届けできるように、精進します。

蒔田彩珠

ファンタジーではあるのですが、現実で本当にありそうな、あったらいいなと思えるような素敵な脚本だなと思いました。麻衣はお母さんに再会するまでお父さんと二人で過ごしてきて、ずっと笑わないまま生きてきたので、お母さんと再会することで、一歩踏み出すというところは大事に演じたいなと思います。
脚本を読んだときに、絶対に素敵なドラマになるだろうなと思ったので、みなさん楽しみにしていてください。

毎田暖乃

最初に原作の漫画を読んだのですが、すごく不思議なお話だなと思いました。台本を読んだ感想は、物語の想像がしやすくて、撮影するのがすごく楽しみになりました。私はまだ小学生なので、妻とか母という気持ちを想像するのがすごく難しいのですが、人からお話を聞いたり、教えてもらったりしながら、少しでも妻と母の気持ちを心に置いて演じたいなと思います。
このお話に出会って家族の大切さをいつも以上に感じるようになりました。泣けて笑えて、すごく勇気をもらえるお話です。難しい役ですけど、一生懸命頑張ります。みなさんぜひ見てください。

プロデュース・中井芳彦

堤さん演じる主人公がどれほど妻を愛し、そして愛されていたか、その愛がこの物語を支えることになります。まさにこの物語の象徴的な存在である貴恵を石田ゆり子さんに演じていただきます。また、主人公とともに取り残された娘が全話を通じて、どんな一歩を踏み出すのか。どのように成長を見せるのか。蒔田彩珠さんに演じていただきます。お二人に演じていただくことが今からとても楽しみです。
さらに、小学生に生まれ変わった妻役をお願いする方を探すために約二年間たくさんの方に会い、オーディションに参加していただきました。オーディションの最終日に毎田暖乃さんに出会い、スタッフ一同この方しかいないと思いました。出会えたことに奇跡を感じています。
物語の導入こそファンタジーですが、それによって大切な家族を失った人たちの日々がどのように変化し成長するのかという点では、王道のホームドラマを目指したいと思います。
ぜひ楽しみにしていただきたいと思います。

■放送情報
金曜ドラマ『妻、小学生になる。』
TBS系にて、2022年1月スタート 毎週金曜22:00~22:54
出演:堤真一、石田ゆり子、蒔田彩珠、毎田暖乃
原作:村田椰融『妻、小学生になる。』(芳文社『週刊漫画 TIMES』連載中)
脚本:大島里美
プロデュース: 中井芳彦、益田千愛
演出:坪井敏雄、山本剛義、大内舞子、加藤尚樹
製作著作:TBS
(c)TBS

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