スカーレット・ヨハンソン、ブラック・ウィドウとは関係ないマーベルの極秘作品に参加!?

 本日11月22日に37歳の誕生日を迎えたスカーレット・ヨハンソンが、米現地時間の11月18日、ロサンゼルスで開催された「American Cinematheque Award」授賞式でThe Hollywood Reporterのインタビューに応じ、ディズニー提訴の件について述べた。

 ヨハンソンは今年7月、『ブラック・ウィドウ』の公開を巡りディズニーを提訴。両者の契約では、『ブラック・ウィドウ』の劇場独占公開が保証されており、報酬は興行成績に応じて決まるとされていた。ディズニーが、『ブラック・ウィドウ』を劇場公開と同時にディズニープラス(Disney+)で公開したことが契約違反であると、ヨハンソンは主張していた。

 『ブラック・ウィドウ』は、好成績でスタートしたものの、ディズニープラスでの公開の影響もあり、公開2週目に67%減という落ち込みをみせた。ヨハンソンの提訴に対し、ディズニーは「この提訴は、世界的なパンデミックを冷酷に無視したもの」と批判するなど、事態は悪化していた。また、ディズニーは契約を完全に遵守していると主張し、スタジオはヨハンソンに対し2000万ドルの報酬を支払ったことも明かされていた。

 その後、2カ月後の9月末に両者は和解。ヨハンソンはインタビューで、「私が経験したことを、誰かが同じような目に遭わずに済むこと、業界にポジティブな影響を与えられたことを幸運に思います。また、業界にかかわる人々の人生や生活に良い影響を与えられたことを願っています」と語っている。

 ヨハンソンはまた、今回の訴訟が長期的な影響を与えることを期待して、「事態を良い方向へと変える大転換の時期です。先日、娘のローズが私にこう言いました。『卵を割らずにオムレツは作れない』(殻を破らないと何も変化しない)と」と述べている。

 なお、両者の和解条件については明かされていない。しかしヨハンソンは、提訴騒動前から進行していた、ディズニーのアトラクションをベースとした映画『Tower of Terror(原題)』(公開日未定)のプロジェクトで、引き続きディズニーとチームを組むことになっている。今後もヨハンソンは、以前と同様にディズニーと仕事を続けることができるほど、両者の関係は良好のようだ。

 また、ヨハンソンは、インタビューで『Tower of Terror(原題)』やその他のディズニープロジェクト、さらには自身がプロデューサーとして携わる“極秘マーベル・スタジオプロジェクト”に対し、「すでに取り組んでいる最中です」と語った。

 そして、式に出席していたマーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長は、極秘プロジェクトに関して、『ブラック・ウィドウ』に関連しない“別の極秘マーベル・スタジオプロジェクト”であることを明かし、「スカーレット、あなたとの仕事は、私のキャリアのなかでも最も印象的で実りあるコラボレーションのひとつです。とても感謝しています。おめでとう。あなたは本物のスーパーヒーローです」と、ヨハンソンを称えた。

 本日11月22日で37歳の誕生日を迎えたヨハンソン。女優であり2児の母である彼女の、益々の活躍に期待したい。

参考:
https://collider.com/scarlett-johansson-disney-lawsuit-comments-mcu-project/
https://realsound.jp/movie/2021/07/post-825925.html
https://realsound.jp/movie/2021/08/post-828375.html
https://realsound.jp/movie/2021/10/post-872084.html

関連記事