メル・ギブソン、故リチャード・ドナーの遺言により『リーサル・ウェポン』の監督を継承?

 『リーサル・ウェポン』シリーズで主演を務めるメル・ギブソンが、11月13日(英現地時刻)にロンドンで開かれたファンイベントで、『リーサル・ウェポン』シリーズの第5作について、監督を担う方向であることを明かした。

 『リーサル・ウェポン』シリーズは、ギブソン演じるマーティン・リッグスと、ダニー・グローヴァー演じるロジャー・マータフのコンビによる刑事アクション映画。1987年から1998年までのシリーズ全4作で、故リチャード・ドナーが監督を務めた。前4作に続く第5作の製作に関して、以前より企画の存在が伝えられており、ドナーが監督を務める予定とされていたが、ドナー監督は2021年7月に91歳で亡くなった。

 イベントのなかで、ギブソンは訪れた人々に対し、「『リーサル・ウェポン』シリーズを監督したリチャード・ドナーは、偉大な人でした」と語りかけ、「彼は脚本を書き、順調に進めていました。ある日彼は私にこう言ったのです『いいか、ギブソン、もし私がくたばってしまったら、君が引き継いでくれ』と。私は『(そんなこと言うのは)やめてください』と返しました。しかし彼は本当にこの世を去ってしまった」と明かす。そして、「彼は私に依頼をしましたが、その時私は何も言いませんでした。彼はその件について、奥さんやスタジオ、プロデューサーにまで伝えていた。だから、5作目は私が監督することになるでしょう」と続けた。

 『パッション』、『アポカリプト』、『ハクソー・リッジ』などを監督してきたギブソンは、再びマーティン・リッグス役を演じるのか、グローヴァーが相棒のロジャー・マータフ役で復帰するのかについては、明かされなかった。また、『リーサル・ウェポン』シリーズ第5作についての製作時期についてなどは明かされていない。

※参考
https://www.independent.co.uk/arts-entertainment/films/news/mel-gibson-lethal-weapon-b1957651.html

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