『名探偵コナン 警察学校編』なぜファンの間で話題に? 他スピンオフ作品と異なる理由

 アニメ『名探偵コナン』の新たなエピソード「警察学校編 Wild Police Story」第1弾が、12月4日18時から読売テレビ・日本テレビ系にて放送されることが決定した。

 人気キャラクター・安室透=降谷零と、松田陣平、伊達航、萩原研二、諸伏景光の4人の仲間たちの警察学校時代の青春を描く「警察学校編 Wild Police Story」。本編では、降谷を除く4人はすでにこの世を去っているキャラクターでもある。

 原作の『名探偵コナン』にも造詣が深いふじもと氏は、本作が『名探偵コナン』ファンの間で話題となっている理由について次のように語る。

「『週刊少年サンデー』で掲載された当時からファンの間でも話題となっていました。シリーズ屈指の人気キャラである安室透=降谷零の過去が描かれるというのも大きいですが、目暮警部の部下である、警視庁捜査一課強行犯三係の刑事・佐藤美和子のエピソードで、警察学校組の中でもっとも早く登場した、ファンからの支持が厚い松田陣平が大きくフィーチャーされたことも話題になりました」

 また、ふじもと氏は本作はいわゆる普通のスピンオフとは少し違うと分析する。

「『名探偵コナン』のスピンオフには、『名探偵コナン 犯人の犯沢さん』や『名探偵コナン ゼロの日常』がありますが、本作はそれらと異なり、作品のメインパートにも大きく関わっている作品です。松田は佐藤美和子の先輩で、伊達は高木渉巡査部長の教育係、諸星景光は長野県警捜査一課警部・諸伏高明の弟 ……と、各キャラクターの過去にも繋がっているんです。今年公開の映画『名探偵コナン 緋色の弾丸』のエンドロール後には来春公開の『名探偵コナン 2022(仮)』登場が匂わされたり、『名探偵コナン 2022(仮)』のハロウィンビジュアルにも警察学校組が登場しており、本編や映画と、今後の『名探偵コナン』をより楽しむ上で、必須の作品になるかと思います」

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