トム・ホランド、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』撮影で涙 「最高の日だった」

 トム・ホランドが主演作『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』について、Entertainment Weekly誌で語った。

 『スパイダーマン2』のキャラクターであるアルフレッド・モリーナ演じるドック・オクの登場が、すでに話題にもなっている本作。ホランドはモリーナについて「今まで仕事をしてきた人の中で一番好きな人のひとり」とコメント。「彼を見ていてテクノロジーの進歩を感じるのが楽しかった」「映画の撮影中、彼の腕は人形だけど、完成するとそれは、想像力とCGによって見事に生まれ変わる。そうやって彼が生まれ変わるのを見て学ぶのはとても新鮮だった」と撮影を振り返る。

 また、戦闘シーンについてはドクター・ストレンジが加わったことで、より独創的な発想を得ることができたとし、「より本能的で、臨場感のある戦い」になっていると言う。

 ホランドにとって3作目のスパイダーマン映画となる『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』。「僕たちのなかで『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は言ってみれば“完結編”として扱っていた」「もはや、『ホームカミング』シリーズの3部作ではなくなると思う。時間をかけて異なるテイストの映画を作ろうとするから。それが実現するかどうかは分からない。でも、『ノー・ウェイ・ホーム』が終わりに近づいていくように扱っていたのは事実だったし、そう感じていた」とホランドは語っており、重要作になる予感だ。

 撮影中も、シリーズの終わりを感じていたようで、特にセット撮影での最終日、恋人MJ役のゼンデイヤとピーター・パーカーの親友ネッド役のジェイコブ・バタロンとは撮影終了後、3人で感情的になっていたと言う。

「この3人は、すごくいい関係を築いてきた。お互いに協力して乗り越えてきた。すべての映画、すべてのプレスツアーで一緒だった。このシーンが最後の撮影になるかどうかは分からないけれど、胸が張り裂けそうな思いだった。彼らとその瞬間を共に過ごせたことは、これまでの撮影のなかでも最高の日だったと思う。あんなに泣いたのは初めてで、自分でもびっくりだよ」とホランドは振り返った。

 なお、アメリカでは12月17日公開予定の『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』。日本の公開日は現在も近日中であるということしか明らかになっていない。大ヒットシリーズの最新作『マトリックス レザレクションズ』が全米公開の12月22日に先駆け、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』の全米公開日である12月17日に日本先行公開されることが決定し、同じくソニー・ピクチャーズの『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』もアメリカの公開日から2カ月遅れの12月3日と近接した時期に公開を控えており、ファンの間では、日本公開日が12月17日より遅くなるのではと推測する声も多く挙がっている『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』。ホランドの発言を読むと、これまでとは一味違う予感もするだけに、なるべく早く日本でも公開されることを期待して待ちたい。

参照:Tom Holland opens up about Spider-Man: No Way Home and facing off against Alfred Molina|Entertainment Weekly

■公開情報
『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』
近日公開
監督:ジョン・ワッツ
出演:トム・ホランド、ゼンデイヤ、ベネディクト・カンバーバッチ、ジョン・ファヴロー、ジェイコブ・バタロン、マリサ・トメイ、アルフレッド・モリーナ
配給:ソニー・ピクチャーズ
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