小栗旬が『日本沈没』に掲げる思い 「避けては通れないテーマを今こそ考えるきっかけに」

豪華&個性豊かなキャスト陣に助けられて乗り越えた現場

――今回、“日本未来推進会議”メンバーには経産省代表として参加する常盤紘一を、松山ケンイチさんが演じられますね。

小栗:松山くんはものすごく魅力的な人です。天海にとっては本当に助けてもらう存在なので、現場では役柄と同じように僕も助けてもらったなという印象があります。

――“日本未来推進会議”にはウエンツ瑛士さんや中村アンさんなども名を連ねています。

小栗:ウエンツくんは楽しそうに撮影していましたね(笑)。「テレビドラマに出演するのがすごく久しぶりだ」という話をしていて。楽しんで現場に来ている感じが、ある種の清涼剤じゃないですけど、みんなが息をつけるよう相手になっていました。そういう感じでいてくれたので非常に助かりましたね。中村アンさんは、英語をしゃべる瞬間がいっぱいあって、そこはなかなか苦戦していた感じはしました。非常に面白いキャラクターになっているので、ぜひ注目していただきたいです。

――天海にとってキーパーソンとなる週刊誌の女性記者・椎名実梨を演じられた、杏さんについての印象はいかがですか?

小栗:杏さんはすごく明るい方なので、現場でもいろいろ他愛のない話をさせてもらいましたし、すごく元気をもらった感じがありますね。椎名とは、どんどん関係が変わっていくのも見どころのひとつです。最初の方は「なんだこいつ」みたいな感じだったりして、演じている側としてもそれは楽しかったです。

――支持率の高い誠実な総理大臣・東山栄一役を、仲村トオルさんが演じられます。

小栗:トオルさんとは舞台など何度もお仕事を一緒にさせてもらっていて、共演するのは2~3年ぶりだったのかな? 熱い東山総理役には、まさにぴったりな方だと思います。

――天海の妻・香織役を演じられていた比嘉愛美さん、娘の茜ちゃん役の宝辺花帆美さんはいかがですか?

小栗:あまり家族に会うことができない天海の状況と同様に、実際に現場でも会えていなくて(笑)。複雑な関係というか微妙な距離感ではありますが、お互いに同じ時間を生きてきたということや比嘉さんのキャラクターも相まって「きっともともとはいい関係の2人だったんだろうな」という空気感になっていると思います。また茜役を演じた宝辺さんも実際に「パパ、ママ」って呼びながら現場に来ていたりして。天海にとってかけがえのない一人娘という存在をすごくいい感じに作ってくれました。

――そして、気になるクセ者学者、田所博士役の香川照之さんについては?

小栗:香川さんはもう“THE日曜劇場”という方なので、とても心強かったです(笑)。田所博士はなかなかおかしな人なので、それをすごく面白いキャラクターにして演じてくれています。田所博士とのシーンは天海にとっても結構核心をついている話の部分なんですけど、その面白いキャラクターだからこそ、いつものみんなよりも緊張せずに過ごせている相手になっているのかなと思います。

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